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昨年、香港の中秋の名月は月見団子ではなく「月餅」を食べるというのを紹介しましたが、では、実際、香港市民はどうやって月を楽しむのでしょうか?
2014年は9月9日が中秋の名月の日で祝日となりますので、前日の9月8日の夜が最も盛り上がります(人によっては月など気にせず歓楽街に飲みに出かける人も多いですが、それはご愛嬌)。高層ビルが立ち並ぶ香港では空を見上げてもそう簡単に月を見ることはできません。道路の真ん中に立つビルとビルの合間から見ることが出来たりして結構、月1つ見るのに苦労します。そこで市民は近くの公園に行ったりして月を鑑賞するのです。
上記の写真は公営住宅団地に作られた公園の中にあるミニテニスコートです。ここでござを広げて月餅を食べ、トランプをしたりして時間を過ごすのです。小さな子どもたちはコンサートで使われる蛍光の棒をもって走り回ったりして楽しんだりしています。
マンションの入口やショッピングモール、大規模な公園などでもランタンがかけられて中秋の名月の雰囲気を演出しています。