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香港のバスルーム、洗面台

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2014年3月21日
公開日
2014年3月21日
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香港は西洋の影響を色濃く受けているためトイレとお風呂、そして洗面台が一緒になった部屋が基本です。また、日本もユニットバスが多いのでそれなりに狭いですが、香港はさらに狭いところが少なくありません。

ガス暖房でガラスで仕切られたシャワールーム

種類別でいえば、1つはシャワーのみか浴槽つき。家族向けの家はバスタブがついているところが多いです。温水方法は2つあり、都市ガスで温めるか電気温水器で温めるかです。これらの掛け合わせが香港の浴室といっていいでしょう。例えば、築年数があるビルはガスが敷設されておらず電気温水器ということが多いです。

電気温水器の場合は処理能力に限界があるので、強く水を流すと20分もかからないうちに冷水が流れてきます。冬場に体を温めたくても温められない・・・そこで長く浴びるために流す量を弱めにしてといった涙ぐましい工夫が求められます。上述したように電気温水器のシャワーは自動的に家にガスが来ていないことを意味するので、台所のコンロは電気コンロかプロパンガスのコンロということにもなっています。夜の調理中にガスがなくなり電話したけど店はすでに閉店してしまったと悲しい経験を多くの香港市民が経験しています。

電気温水器でカーテンで仕切る浴室

話が横にそれました。シャワー室で言えば、ガラスで仕切られているのと、カーテンで仕切るの2つに分かれます。カーテンで仕切るのはちょっとした台があり、淵の部分が高くなっていてそこから水が床にこぼれないようになっています。

バスタブ付の風呂

洗面台には日本と香港では大きな違いはありません。正面にガラスがあり、棚があるというものです。強いて言えば日本では洗面所にも"朝シャン"用に蛇口がシャワーになっているのもありますが、香港ではそれはまずありえません。大きな家に行きますと洗面台が2つ横に並ぶというのもありますが、それでも基本構造は同じです。日本人が想像するベーシックな洗面台といえるでしょう。

(3月お題"バスルーム&洗面台")

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