キーワードで検索
この時期になりますと、卒業旅行や春休みを利用した旅行者が増えます。香港内を移動する場合、地下鉄を1番利用すると思いますが、最も香港らしいのは2階建ての路面電車「トラム」でしょう。
1904年にできた歴史ある交通機関で、香港島東部の堅尼地城(Kennedy Town)と筲箕湾(Shau Kei Wan)を結ぶ13.5キロの路線です。高級住宅地で競馬場もある跑馬地支線(Happy Valley)の2.7キロもあります。
乗り方は後ろから乗り、前で降ります。支払いは下車するときで、運転手の横にあるお金をいれる箱に入れるか、オクトパスといわれる非接触型のスマートカード(東京でいえばsuicaです。詳しいことは次のリンク先へ。https://tokuhain.arukikata.co.jp/hongkong/2009/12/post_195.html)で支払で行います。運賃は一律2.3ドルと非常に格安。どこまで行っても同じ額なので香港市民にも支持されています。現金払いのときはおつりは戻ってこないのでそこだけは気をつけてください。
現在、ゆっくりと車両の改修や入れ替えを行っていますが、120号車だけは内部の車両の更新だけで行い外観にはほとんど手をつけていない車両です。歴史ある車両の保存をかねてあえてそうしたようですが、もし120号車に乗れたらラッキーですね。
トラムなので運行速度は遅いので、香港島をゆっくり観光したいという方にはトラムでの移動がいいと思います。高層ビル群を抜けたり、ローカルな場所を通過するので興味深いことでしょう。所要時間の目安として、観光客が一番乗るであろう銅鑼湾(Causeway Bay)から上環(Sheung Wan)間は35分から45分です。
2月お題"電車(メトロ)"