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今年もTango Buenos Aires Festival y Mundial タンゴフェスティバルとタンゴダンス世界選手権2015 が開幕しました。
ブエノスアイレス市文化省主催の年に一度8月に、世界中が待ち望んでいるタンゴフェスティバルであり タンゴショー、リサイタル、タンゴ講演会、展示、タンゴグッズの販売、タンゴダンスレッスン、また 中盤から開催される、タンゴ世界選手権は連日世界中からのよりすぐりのタンゴダンサーが一堂に介し、その技能と表現を競います。
プログラム詳細は次のページからどうぞ。
www.buenosaires.gob.ar/festivales
さて、初日の8月15日は
午後2時から ウシナ デル アルテ文化センター(住所はAgustín R. Caffarena 1, esquina Av. Don Pedro de Mendoza)にて、アルゼンチン第二の都市
ロサリオ出身のPASAJE NORUEGA(パサヘ ノルエガ)というグループがショーを
行います。なお、1時間前の午後1時に会場のインフォーメーションセンターにて
入場整理権を配布します。一人二枚まで受け取ることができます。
((念のため、オリジナルのスペイン語を載せておきます、これらを参考にして
それぞれの会の移動、状況をご理解ください))
A las 14 en la Usina del Arte (Agustín R. Caffarena 1, esquina Av. Don Pedro de Mendoza)
Show: Pasaje Noruega, un grupo rosarino nacido en 2011 que fusiona tango, milonga y candome. Las entradas se entregarán 1 (una) hora antes del evento en el Puesto de Informes de la sede. Se podrán retirar 2 (dos) entradas por persona.
また初日の一番のプログラムは フリオ パネ(バンドネオン)のオーケストラのショーです。8月15日2030からです。
Julio Pane Orquesta Típicaで、この方は外国へ行くのが嫌い(飛行機が嫌い)なので、アルゼンチンでだけでしか、聞くことはできません。
このプログラムはコンサートからタンゴダンスショー、タンゴレッスンなど、基本的に無料で参加することができます。入場整理権が必要なことはそうですが、会場の余裕があって、整理券を持っていない人があれば直前でも大丈夫です。
しかしながら、このフェスティバル、タンゴダンス世界選手権の目玉は
最終日の8月26日、27日のタンゴダンス選手権の決勝です。
アルゼンチンのきってのイベントコンサート会場である
LUNA PARK(ルナ パルク)で開催されます。
大きな会場ではありますが、無料でありますが、入場整理権が必要です。
そのため、通常はその場の会場ですが、この決勝戦の場合は、
来る8月17日(月ーただし祝日)、
午前11時ブエノスアイレス市文化の家こと、 Casa de la Cultura (住所 Av. De Mayo 575 ー5月広場の近く、白いカビルドの反対側の隣の建物)で、
MUNDIALこと世界タンゴダンス選手権の入場整理券が無料配布されます。
((当方コーディネートもできますので、ご希望の方は至急、ご連絡ください。
tomokoargentina2@gmail.com ))
8月26日はTango de Pista タンゴ デ ピスタというフロアーを重視したタンゴダンスクラブであるミロンガで踊られる即興スタイルのタンゴ、
8月27日は Tango Escenario タンゴ エッセナリオと呼ばれるステージタンゴ、
すなわちショーで見せる派手な振り付けのあるタンゴダンスを見ることができます。
((こんな風に開脚するのがショーダンスです))
またこの優勝者は日本の民音主催のタンゴショーツアーの主役の座を得る副賞もあります。
また 歴代のチャンピオンのショーやもちろん、審査中には素晴らしいコンサートが予定されています。例年午後7時ぐらいから深夜ぐらいまで開催されます。
(( 席の順番も入場整理権配布時の先着順です ))
日本はアルゼンチンが認める第二のタンゲーロ(タンゴ愛好家)が多い国であり、
アルゼンチンタンゲーロも日本へ行くと音響装置も素晴らしく、ステージのオーガナイズ、さらに、皆さん、尊敬の念をもって、タンゲーロに接してくれるので大好きだそうです。また一方で、ステージでもサロンタンゴでも日本人チャンピオンを輩出しています。しかしながら、最近はいろいろな国でもレベルを上げてきており、日本勢も油断できない状態です。
20世紀終盤にはタンゴは斜陽の極地でありまして、アルゼンチン人も高齢者の音楽やダンスとみられ、若者が相手にしなかった時代がありました。大部分のアルゼンチン人の大人もタンゴなんて!という感覚です。
もっとも日本でも例えば日本舞踊を行なっている人は少数ですね。
それにまずはタンゴダンスはタンゴの中でもオーケストラのつまで踊っていた歴史があり、踊りを鑑賞する観念がありませんでした。さらにミロンガでブエノスアイレスの街を夜中に徘徊するのですから、少しダークなイメージがありました。
また、微妙に蔑視されているのは、下町から発生した踊りがあり、そして、タンゴは普通のコンサート会場では演奏されないという認識がありました。
それが、世界的タンゴ愛好家のおかげでタンゴは息を吹き返しました。
まだ、記憶に新しいのはタンゴの帝王と呼ばれる カルロス コペス氏がTANGO ARGENTINOをブロードウェイでショーを行い、世界ツアーのおかげで、タンゴダンスの地位が高まってきました。その後、最近の方はその流れを組むFOREVER TANGOなどの世界ツアーのショーでタンゴ熱を高めています。
またこのようなタンゴダンス世界大会はタンゲーロ達は自主的に行なっていましたが、ブエノスアイレス市が見事に公共の大きな大会を開催することに成功しました。
21世紀のアルゼンチン人のタンゴ好きな若者への夢とそして希望と仕事という可能性を与えています。
http://festivales.buenosaires.gob.ar/2015/tangofestivalymundial/es/programacion/diaxdia
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