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この夏も熱かったラスベガス~熱波・山火事・スノークリーム

石川 葉子

石川 葉子

アメリカ・ネバダ州特派員

更新日
2013年9月1日
公開日
2013年9月1日
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こちらでは今週月曜日から学校が始まり、季節が秋に移り変わる時期になりました。

日本でもこの夏は各地で史上最高気温を更新したそうですが、ここラスベガスもいろいろと「熱い」夏でした。

アメリカの夏はオフィシャルには、5月最終月曜日のメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)から

9月の第一月曜日のレイバー・デー(労働者の日)の約3ヶ月間ですが、今年のラスベガスは

この暑さは、カリフォルニア州・ネバダ州・ユタ州・アリゾナ州などを含むアメリカ南西部が、

熱波でドームのようにすっぽりと覆われてしまったために起こったものですが、

これって体温をはるかに超えて、お風呂のお湯の温度よりも熱いわけです。

室内から一歩外へ出たとたんに、たっぷりと余熱されたオーブンの中に入ってしまったような気分で、

体中にじりじりと焦げ目がつき始めるような感覚をおぼえました。

ちなみにこの日、世界最高気温の記録を持つデスバレー(カリフォルニア州)でも、

摂氏53.89度(華氏129度)を記録したそうです。

そしてこの翌日、西から流れこみ始めた湿った空気による積乱雲が現れ、

ラスベガス北西のマウント・チャールストン(スプリング・マウンテン・ナショナル・レクリエーションエリアの中の一番高い山)周辺で落雷による山火事が発生。

この山火事は「Carpenter 1(カーペンター1)」と名づけられ、その後2週間以上ににわたって27,000エーカー以上を燃え尽くす大規模な火災となってしまいました。

これはちなみに、東京ドーム2300個以上の広さが燃えたことになります。

(「カーペンター1」という名前は、最初に燃え始めたと考えられる場所がCarpenter Canyon(カーペンター・キャニオン)の近くだったことからつけられたようです。)

どんどんと燃え盛っている7/10頃には、ラスベガス北部の友人宅では朝起きると車に灰がつもっていたとか。

私自身もこの頃、家のドアをあけたら空気が煙くさかったとか、消火活動に向かうヘリコプターの音が頻繁に聞こえていたのを覚えています。

このCarpenter 1(カーペンター1)、マウント・チャールストンの住民に避難勧告が出され、

このエリアの南にあるレッドロック・キャニオン(自然保護地区)も一時はトレイルが全面立ち入り禁止となるほどでしたが、

ネバダ州だけでなく国内各地から集められた1,200人以上の消防士たちと、その消火活動を影でサポートする市民ボランティアたちのおかげで、

7/20には95%が鎮火し、現在ではマウント・チャールストン・ロッジの営業も再開されて一部の道路を除いては通行可能になっています。

そんな熱い夏、ラスベガスでは新しいフローズンデザートが登場しました。

アイスクリームでもシャーベットでもなく、シェイブド・アイス(カキ氷)やヨーグルトでもない、その名も「スノークリーム」。

これは台湾のデザート「xue hua bing」がオリジナルだそうで、

カキ氷とアイスクリームを足して2で割ったようなふわふわっとした新鮮な食感。

カキ氷は氷が削られて細かいつぶつぶになりますが、スノークリームはミルクで作られた氷が薄いリボン状に削られ、

まずサイズを決めたら、スノークリームのフレーバーとトッピング、そしてソースを選んで

自分だけのオリジナルのスノークリームができあがり。

スノークリームのフレーバーはマンゴ・ミルク・グリーンティなど5種類ほど、

トッピングはフルーツやグミ、オレオ(クッキー)、アーモンドなど20種類以上から選べます。今のところ、カップのサイズは20オンス(約560g)の「ninja(忍者)」と32オンス(約900g)の「sumo(相撲)」の2種類。

小さいサイズの「ninja」でもハーゲンダッツのパイントカップより大きいわけで、

デザートとして一人で食べるのはちょっときつかったです!

KUMA Snow Cream

http://www.kumasnowcream.com/

3735 Spring Mountain Road, Suite 206 Las Vegas, NV 89102

TEL: 702.816.5862

毎日12PMから深夜まで営業 (KUMA)

・・・この週末でいよいよ熱かった夏も終わりです。

(8月お題"今年は違ったラスベガスの夏)

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