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ネリス空軍基地・サンダーバーズのアクロバット飛行ショー

石川 葉子

石川 葉子

アメリカ・ネバダ州特派員

更新日
2012年11月26日
公開日
2012年11月26日
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2年ぶりにでかけた、ここラスベガスの北にあるネリス空軍基地での航空ショー。(会場の様子はこちらから)

午後3時前、滑走路に置かれたフェンスの前の人だかりがひときわ膨れ上がると、

いよいよアクロバット飛行チーム「サンダーバーズ」による飛行ショーの始まりです。

飛行チームは、1番機(リーダー機)・2番機(左ウィング)・3番機(右ウィング)・4番機(スロット:しんがりを務める機体)・

5番機(リード・ソロ:低空で背面飛行する機体)・6番機(オポージング・ソロ)の6機編成。

拍手に迎えられてパイロット達の登場です。エリート集団ではありますが空軍の広告塔でもあるので、笑顔もたっぷり。

厳かに執り行われる飛行前のグランドショー(ウォークダウン)、3番機は女性パイロットですね。

サンダーバーズのチームには女性のオフィサーもいるのですが、パイロットを見るのは個人的には初めて。もう、単純に「素敵。」

グランドショーが終わると、いよいよ離陸へ向けて移動開始!

リード・ソロの5番機。機体に書かれた数字の「5」が逆さまですねー。

この機はフォーメーションによっては、仰向けの状態で飛行(背面飛行)する役目があるからだそう。

滑走路のかなたに機体が消え去ってしばらくすると、地上でのアナウンスとともに突然上空に

姿を現し、さまざまなアクロバット飛行が披露されます。

6機で作る「デルタ」フォーメーション。

4機のフォーメーション、「ダイヤモンド」。

弓矢の先っぽみたいな形は、「アローヘッド」。

「ファイブ・カード」はトランプの「5」のカードのデザイン。

こちらは「リフレクション・パス」。

空を見上げ続け、右から左へ、左から右へと首を動かし続けてちょっと疲れ始めた頃になると、

アクロバット飛行は終わり、6機は順に着陸してタクシーバック。

最後にグワヮーンという轟音とともに一列に並んだ機体から一斉にスモークが。

そしてエンジン・オフ、一瞬にしてあたりは静けさに包まれます。

まさに「終わったー」という感じ。

お疲れ様っ。のパイロット達。

1年をかけて世界中の空を飛び続けたこの飛行チームは、この日のショーが1年の締めくくりとなります。

いつも驚きと感動を与えてくれるサンダーバーズの飛行ショー。

このイベントが終わると、いよいよ秋も深まってゆくラスベガスです。

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