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先日シルクド・ソレイユのショー、「Viva ELVIS ビバ・エルビス」がもうすぐ終了というお話をしましたが、
たまたま招待チケットを持っている方からお誘いをいただいいたので、ショーに行ってきました。
エルビス・プレスリーはすごいと思うし歌も好きだけれど、リアルタイムのスターではないので
熱狂的なファンというわけでもなく、
チャンスがあれば見たいと思いつつもチャンスに恵まれず、そうこうしているうちに終了が
決まってしまったのですが、このラストミニッツでまたとない機会に恵まれたというわけです。
そして、結論から先に言ってしまうと、「もっと早く見ておけばよかった!」と感じた
エネルギッシュで楽しい、とても印象的なショーでした。
ステージのカーテンのデザインは一面のゴールドディスク。
これはゴールドディスク・プラチナディスクなどを受賞した彼の151枚のレコードを象徴しているのだとか。
ミュージカルっぽい内容を想像していたので、思っていたよりもアクロバットが多かったことに少しびっくり。
そういえば、昨年後半あたりにショーの内容が少し変更されたという記事を読んだことを思い出しました。
確かにStraps(エアリアル・ストラップス)、Diabolo(ディアボロ:中国ゴマ(ヨーヨー)の演技、
Banquine(バンキン:ハーネスなど使わずに体だけで行なわれる空中演技)などのアクロバティックな演目が
写真撮影はできないので、当日いただいたブックレットの表紙から。
これが、エアリアル・ストラップス。
男女のペアで "Are You Lonesome Tonight" の曲をバックに、まるで空気そのものになってしまったかのように、
淀みなく流れるように繰り広げられます。
美しくて、官能的!
シルクド・ソレイユのショーはそれぞれ際立った特徴がありますが、
たとえば、"O" や"KA"のショーは、それまでに経験したことのないような演出で、
非常に大掛かりなステージを使って行なわれています。
なので、とにかくすべてに圧倒される(素晴らしさ)という印象が強いのに比べて、
この"Viva ELVIS"は、もう少し身近に感じられるという意味で、また違った面白さがあるように思います。
うまく表現できないのですが、生身の人間が素顔で究極の演技を披露しているので、
観客も一歩ぐぐっとパフォーマーに近づくような感じかな。
・・・もちろん素顔ではないのですが、役ごとに造られたユニークな顔つきのパフォーマー達による"O" や"KA"と違い、
パフォーマー自身の顔が見えるので、そんな風に感じるのかもしれません。
そして、このスーパースターの人生での様々な出来事(デビュー、結婚、陸軍への入隊など)の映像を軸に、
なつかしい曲がちりばめられたショーは、見ごたえのあるアクロバットだけでなく、ミュージカル的な部分もじっくり楽しめました。
シンガーやミュージシャンたちのパフォーマンスも聞き応えたっぷり。
公演は残すところ、あと1ヶ月ちょっとです。
Viva ELVIS by Cirque du Soleil(会場はAria ホテル)
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