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インドネシア映画『Habibi&Ainun』

長野 綾子

長野 綾子

インドネシア特派員

更新日
2013年1月25日
公開日
2013年1月25日
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こんにちは、長野です。

先日洪水の日、会社は休み、家は停電で

何もすることがなく、家にいても暑いだけなので

徒歩圏内にある映画館へ行くことに。

インドネシア映画はめったに見ないのですが、

会社のインターン(男子)がオススメしていた映画を

見てみようかと、早速チケット購入。

平日だし、洪水だからか映画館はガラガラ・・・

私を含め6人しかいませんでした。

映画はこちら!『Habibi&Ainun』です。

ストーリーは単純で、3代目大統領ハビビの人生録ですね。

(ハビビが書き残した日記・記録を息子さんが映画化したそうです)

彼は飛行機を作ることが夢で工科大学で学び、ドイツへ留学。

ドイツでも列車を開発したりと才能を発揮。

学生時代(中学生かな)に知り合った同級生の女性アイヌン(Ainun)と結婚。

奥様のアイヌンは医者だったんですねえ。二人とも優秀なことで。

スハルト大統領に呼び戻されインドネシアへ。

大臣になり、長年夢だった飛行機を作り始める。

それから15年近くたって飛行機は見事に空を飛びます(1995年)。

初インドネシア国産飛行機の完成の瞬間でした。

(残念ながらその後プロジェクトはなくなり現在は製造してません)

大臣を引退して夫婦で旅行へと考えているときに

副大統領へ選ばれ政界に残ることに。

その後まもなくスハルト政権が終わり、ハビビが大統領に。

彼は妻に支えられながら献身的に国民のために頑張るが・・・・

その後は映画をみてのお楽しみ、ということで。

役者の演技はイマイチでして・・・あまり泣けなかったのですが

最後の最後のワンシーン、ハビビ本人が出演(というかどこかで撮られた映像)シーンが

流れるのですが、そのワンシーンで泣きました・・・

苦楽を共にし、夫婦支えあい、激動の時代を駆け抜けたハビビとアイヌン、

こんなに愛されるなんて女性としては幸せですよねぇ

二人の夫婦愛がとてもステキ~

映画としては日本の戦後を感じさせる(直接は知りませんけどね)

インドネシアの一時代という感じでしょうか。

戦後日本がアメリカに負けまいと国内産業を育て邁進した時代、

国産車の生産に人生をかけた人たち。

今の日本はその時代の人たちの頑張りの賜物なんだよなあ、と。

もしハビビが大統領をもう少し長く続けていられれば

インドネシアの国内産業も育っていたかも、と思ったり・・・

今のインドネシアは輸入に頼り、国内で生産しているものも

海外からもたらされた技術たほとんど、

(車に関しては70%~80%が日本車ですからね)

国内産業はあまり育っていません。

彼は時代に恵まれない大統領だったんですね、それも歴史か。

インドネシア映画ですが、思いの外よい映画でした!

字幕は英語ですのでご興味ある方はぜひ!

難しいストーリーではないので気楽にで、大丈夫です。

私はCinema XXIで鑑賞いたしました。

平日だったので25000ルピア(250円ぐらい)

予告編

上映映画館はこちらでチェック

http://www.21cineplex.com/habibie-amp-ainun-movie,2970,02HAAN.htm

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