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こんにちは、長野です。
先日洪水の日、会社は休み、家は停電で
何もすることがなく、家にいても暑いだけなので
徒歩圏内にある映画館へ行くことに。
インドネシア映画はめったに見ないのですが、
会社のインターン(男子)がオススメしていた映画を
見てみようかと、早速チケット購入。
平日だし、洪水だからか映画館はガラガラ・・・
私を含め6人しかいませんでした。
映画はこちら!『Habibi&Ainun』です。
ストーリーは単純で、3代目大統領ハビビの人生録ですね。
(ハビビが書き残した日記・記録を息子さんが映画化したそうです)
彼は飛行機を作ることが夢で工科大学で学び、ドイツへ留学。
ドイツでも列車を開発したりと才能を発揮。
学生時代(中学生かな)に知り合った同級生の女性アイヌン(Ainun)と結婚。
奥様のアイヌンは医者だったんですねえ。二人とも優秀なことで。
スハルト大統領に呼び戻されインドネシアへ。
大臣になり、長年夢だった飛行機を作り始める。
それから15年近くたって飛行機は見事に空を飛びます(1995年)。
初インドネシア国産飛行機の完成の瞬間でした。
(残念ながらその後プロジェクトはなくなり現在は製造してません)
大臣を引退して夫婦で旅行へと考えているときに
副大統領へ選ばれ政界に残ることに。
その後まもなくスハルト政権が終わり、ハビビが大統領に。
彼は妻に支えられながら献身的に国民のために頑張るが・・・・
その後は映画をみてのお楽しみ、ということで。
役者の演技はイマイチでして・・・あまり泣けなかったのですが
最後の最後のワンシーン、ハビビ本人が出演(というかどこかで撮られた映像)シーンが
流れるのですが、そのワンシーンで泣きました・・・
苦楽を共にし、夫婦支えあい、激動の時代を駆け抜けたハビビとアイヌン、
こんなに愛されるなんて女性としては幸せですよねぇ
二人の夫婦愛がとてもステキ~
映画としては日本の戦後を感じさせる(直接は知りませんけどね)
インドネシアの一時代という感じでしょうか。
戦後日本がアメリカに負けまいと国内産業を育て邁進した時代、
国産車の生産に人生をかけた人たち。
今の日本はその時代の人たちの頑張りの賜物なんだよなあ、と。
もしハビビが大統領をもう少し長く続けていられれば
インドネシアの国内産業も育っていたかも、と思ったり・・・
今のインドネシアは輸入に頼り、国内で生産しているものも
海外からもたらされた技術たほとんど、
(車に関しては70%~80%が日本車ですからね)
国内産業はあまり育っていません。
彼は時代に恵まれない大統領だったんですね、それも歴史か。
インドネシア映画ですが、思いの外よい映画でした!
字幕は英語ですのでご興味ある方はぜひ!
難しいストーリーではないので気楽にで、大丈夫です。
私はCinema XXIで鑑賞いたしました。
平日だったので25000ルピア(250円ぐらい)
予告編
上映映画館はこちらでチェック
http://www.21cineplex.com/habibie-amp-ainun-movie,2970,02HAAN.htm