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ネバネバした食べ物の代表格が『オクラ(Okra)』
オクラの原産地は、エチオピアあたりという説とインドという説ある。 フランス料理ではあまり使われることはなく、事典によれば、長さ3〜4㎝をバミア、6㎝以上になったものをオクラと呼んでいる。 そして、アメリカだとフランス料理の流れをくむ南部の料理 クレオール/ケイジャン料理によく登場する食材。 ガンボ(Gumbo)と呼んでいる煮込み料理のトロミに使われていて、オクラ入りスープを "ガンボスープ" と言ってたりする。 さて、このガンボ(Gumbo)は、フランス語のゴンボ(Gombo)が英語になった時にスペルがちょっと変わってしまった、フランス版スラング的呼び方、正式には、ケトゥミ(Ketmie)フランス語風に発音すると洒落た食材に聞こえる ^ ^ 写真の左のオクラは日本だと "紅オクラ" というものかもしれない。 もう一つが、白っぽいオクラ。 両方とも一般的な緑色オクラより柔らかだった。 赤いオクラは熱を加えると緑色になるので生食用として使うといいですよ!
『オクラの塩麹漬け』
新鮮なオクラを生のまま麹に漬けて…
夏バテに持ってこいの一品。
(師走にはちょっと不自然かな)
このトロミくらいならともかく、粘り気のある食べ物、アメリカ人は基本的に苦手、ピヨ〜〜んと糸を引くのは、噛み切れないもどかしさがあるのかもしれない。 また、蕎麦を食べる時など見方を考えれば "すする文化" ではない。 つまり口からはみ出していてもすすれば良いという食べ方をしない、音を立てて食べるのは行儀が悪いの云々もあるけど口の中に収まるように切って食べる訳で "ナイフ&フォーク文化にはない食べ方" は、糸をお箸でクルクル〜っとまとめちゃうのはかなり独特の食べ方なのかもしれないね。 納豆の香りは問題ないけど糸引くのが、どうにも食べにくいというのがアメリカ人なのだ。
最近よく見るようになったネバネバ食べ物は、『山芋(Mountain Potatoes)』 市場の札にもそのまんまで "マウンテンポテト" という表示。 ファーマーズマーケットでは、アジア系農家でしか売ってなくて、農家の方に「あなた、山芋の食べ方を知っているか?」なんて言われた事があった。 おろして山葵醬油で食べるんだよ〜ん。って言ったら驚いていた。 どうも煮て食べてるみたいだった。
『キサンタンガム(Xanthan Gum)』
手作りローションとか作っている方は、ご存知かもしれないキサンタンガム。 多糖類の一種で主にとうもろこしの澱粉を使って発酵させた物で、水を混ぜると粘り気が出る"増粘剤" 化粧品では、滑らかなローションができるし、料理の場合は、あんかけトロミ用 に使われている。 ピュレの滑らかさを出すのに使うシェフも多い。 ネバネバまではいかないけどネバっ(トロっ)と料理ということで話のネタ。 オーガニック系スーパーには置いている。 一袋1/2lbで12ドルくらい、日本に比べて高いか安いか?
(12月お題"ねばねばした食べ物")