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皆さん、こんにちは!
10月のもう一つのお題は、"空港での過ごし方"ですので、私の空港で過ごした様々な体験を書かせていただきます。
さて、私が初めて空港を利用したのは、とても幼いころ、まだ幼稚園にも行っていない頃だと思います。
父の実家が九州の宮崎県だったので、田舎へ帰る時には必ず飛行機に乗りました。
その時の空港での過ごした記憶は、残念ながらほとんど覚えていませんが、家族一緒に飛行機に乗るのが大好きで、子供用の飛行機グッズを客室乗務員から貰ったり、全日空の特製ス―プを飲むのが楽しみの一つでした。
それから、高校生の時に東京へ飛行機で行ったことを覚えています。
その時は伊丹の大阪国際空港から羽田空港でした。
空港での過ごし方は、チェックインを早めに済ませて荷物を預けて、そこの空港にしか売っていない限定のグッズやお土産を探したり、どんなお店があるのかなと搭乗時間までブラブラしました。
そういえば、伊丹にある大阪国際空港で短期間でしたが、アルバイトをしたことがありました。
場所はもちろん、お土産屋さん!その当時は、関西国際空港がまだなかった頃で、外国人がよく利用していました。
英語も飛び交っていたことを覚えています。
そして、初めて外国へ旅行に行った時には、ツワーの観光旅行で友達も一緒でしたので、関西国際空港での過ごし方は、ツワーコンダクターの言われるままにまたグループからはぐれないように飛行機へ乗りましたので、ほとんど記憶にありません。
それから、私が初めて単身でイタリアへ(外国)留学するために出発した時には、家族や友達が関西国際空港まで見送りに来てくれました。
あの時は家族も、友達も、私も皆で泣いて泣いて出発したことを今でも鮮明に覚えています。
あの時から、私の空港へ行くときの気持ちが変わりました。
日本へ帰国するときにも、イタリアへ出発するときにも、私にとって空港とは、心や気持ちのリセットの場所となりました。
イタリア(海外)に長くいますと、そこの土地には慣れますが、帰国して、日本に戻ってからしばらくは時差ボケにもなり、生活リズムが異なりますので、母国といえども慣れるまで少々時間がかかります。
言葉も不思議ですが、時々、イタリア語から訳して違和感のある直訳日本語をしゃべっている自分がいます。
そして、徐々にもとの日本人に戻ってくれます。(笑)
さて、イタリアでも、日本でもですが、本音はうれしいのですが、正直言いますと、空港での家族やお友達からのお見送りは大の苦手です。
そこで、さらに泣いたりされると、私まで涙をこらえるのが必死になり、それを我慢しすぎると、喉の奥がジーンと痛くなったり、心が張り裂けるようになります。
もう飛行機なんかに乗りたくない!と気持ちが動揺してしまいます。
だから、友達とは出発する前日までにランチや夕食を一緒に食べて楽しくお見送りしてもらい、家族とはできたら家でお別れをしたいのが私の理想です。
それでも、時々夫が空港まで見送りに来ますと、涙を眼に浮かべ半泣きされます。
(困ったもんですよ!苦笑!)
結婚してもう、十数年経つというのに、出発する前から、早く帰って来いと言います。(苦笑)日本に滞在しているときにも、毎回いつ帰ってくるんだと知っているのに聞いてきます。。。
日本では、父は必ず出発する前には、家の前で私と写真を撮りました。
その最愛の父も3年前に他界し、その後、日本に帰国するときには、もう父は私を待っていないんだと痛感し、非常に悲しかったのですが、今では、いつも私のそばにいる感じがしますので、少しずつですが、寂しくなくなりつつあります。
大好きなイタリアに住んでいますが、現地にいれば、いろいろと困難や苦労もあります。
これは、日本に住んでいても同じだろうと思います。
イタリアと日本、2つの国が、わたしにとってかけがえのないとても大切な国なのですが、それをうまく気持ちのコントロールをすることが未だに難しいし、時々戸惑い、そしてデリケートでもあります。
これは、日頃の生活態度や人間関係でも同じです。
日本で居るときとイタリアで居るときの態度が全く同じでは、通用しない場合があります。
ある程度、柔軟性を持って、その国に合った態度が必要になります。
ですので、出発するときにはできるだけ早めに空港に行き、その気持ちのリセットを最近では空港のラウンジでボーっとしています。
(考えてもあまり変わりませんし、解決するわけでもありませんが。。。)
インターネットの普及で両国の距離が一段と近くなりましたが、現実は1万キロ以上離れています。
長時間飛行機に乗っているときにもさらにボーっとしてます。
空港でリセットした後、空の上では、イタリアまたは、日本モードに切り替える操作に入っている感じです。(笑)
海外に住んだ経験のある方には、私のこの気持ちが少しわかって頂けると思います。
普通に観光旅行として、空港を利用する場合はこのような気持ちにはならないと思います。
ウキウキ、ワクワクすることでしょう!
私も国内、海外旅行へ行くときには、とても楽しみで、好奇心満点です。
念願のアメリカのニューヨークへ、夫と数年前のバレンタインデーの時期に行った時には本当に嬉しかったし、すごく寒かったのですがそれがまたロマンチックでした。
ドイツのモナコ空港に寄ったときには、とってもモダンの印象で、当時、飲み物は無料の飲み放題でしたよ!(アルコールは除く)
香港、マカオに行った時にはびっくりしました。
香港の空港の中で、女性でも平気でタンを床にペッと出していました。
チェックインをするために普通に並んでいても、舌打ちしたりイライラしたせっかちの人が多いようでした。
(もしかしたら、その人たちは、中国系のマフィアか中国人のヤンキーだったかもしれません。。。苦笑)
一番初めに単身でイタリアへ行ったときには、乗り換えのためにイギリスのヒースロー空港で降りましたが、とっても広すぎて、迷子になってしまったり、パリのシャルルド空港では、10時間近くも待たされたり、アップグレードで関空ーパリをビジネスクラスで利用し、その後、パリーミラノはエコノミークラスだったために、スーツケースの超過料金をパリで改めて払った経験が。。。
苦い経験では、留学して間もないころ、おばあさんが亡くなったと電話があり、当時は今のようにインターネットも普及してない頃で、飛行機のチケットは旅行会社を通して購入していた時代、しかし、おばあさんが亡くなったのが1月5日で、私が帰国したい日がその次の日の6日、実はその日は、イタリアはエピファニーアの祝日で旅行会社はすべてお休み、私はとにかく一刻もはやく帰国できるようにと直接ミラノのマルペンサ空港へ行きました。行ってみると、当日の日本行の席はすべて満席で、泣く泣くその次の日に帰国しなければなりませんでした。
その結果、残念ながらおばあさんのお葬式に参加することができませんでした。
他には、霧で、ミラノのリナーテ空港に着陸することができず、マルペンサ空港に着陸することもありました。
空港とは、お国の玄関の場所、それぞれにカラーがありますので、ウオッチングするだけでも楽しいですよ!
どこの国の飛行機か探すのもいいですし、関西国際空港でしたら、関空展望ホールスカイビューがあります。
スカイミュージアムでは、空港のことや飛行機の仕組みなどを楽しみながら学べる施設があり、子供はもちろんのこと、大人も充分楽しめます!
旅客ターミナルから無料のシャトルバスで約5分!
3時間以上関空で過ごさないといけない旅人やお見送りに来られた方にも必見です!
その他には、KIXエアポートラウンジ、第1ターミナルビル2階にあり、インターネットカッフェをはじめ、マンガや雑誌、映画鑑賞などが楽しめます。
オープン席をはじめ、シングル、グループルームから選べ、すべてフリードリンク制。
なんと、シャワールームがパウダールームを備えた個室であり、シャンプーとリンス、ボディーソープが常備されています!(タオルなどは別途販売)
さらに、ジャングルジムや滑り台などがあるキッズルームは親子共々大人気の場所となっています。
余談になりますが、日本の空港は醤油のにおいがすると外国人からよく聞いたことがあります。
それもそのはず、海外へ行く人たちが、飛行機に乗る前に、しばしの和食とのお別れに、売店の立ち食いコーナーで蕎麦やうどんをラストミヌート!!!にすすって食べてる人を何人も見かけます。(笑)
私もだしの匂いにそそられて食べたいなと何度も思いますが、まだトライしたことはありません。(笑)
空港のレストランはお値段が高いイメージがありますが、関空は、グルメのレストランも結構リーズナブルに食べられます。
お好み焼き屋のぼてじゅやすき家、たこ焼き屋さん、551の蓬莱、イタリアンもありますよ!
お腹を空かせて"天下の台所"大阪の空港で食べるのもいいかもです。
ただし、"食い倒れ"にはならないように腹8分目がベター!
イタリアの空港はどんな匂いがするのかなあ、カッフェ?!チーズ?!トマト?!ワイン?!香水の匂い?!正直わかりません。。。
最後になりましたが、スティーヴン・スピルバーグ監督、トムハンクス主演の"ターミナル"という映画はけっこうコミカルでしかも感動ものです。
まだ見たことのない人は一度ご覧になられるといかがでしょうか?
ラ・スぺツィアから一番近い空港、ピサ空港、ガリレオ・ガリレイ国際空港と呼びます。
天文学者のガリレオ・ガリレイがピサ出身のために名付けられました。
ラ・スぺツィアはリグーリア州の右端に位置しますので、ジェノヴァの空港よりピザ空港の方が若干近いのです!
元々は軍隊用の空港だったのですが、一般の飛行機も利用できるようになりました。
こじんまりとしていて、迷うこともなくスムーズにチェックインできますし、可愛い空港ですよ。
(10月のお題より "空港での過ごし方")
ケイコ