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ポカラ発ジョムソン行タラ航空機機事故

春日山 紀子

春日山 紀子

ネパール特派員

更新日
2016年2月25日
公開日
2016年2月25日
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2月24日朝、ポカラ発ジョムソン行航空機が消息を絶つ事故がありました。

その後、山間の丘に墜落しているのが発見されましたが炎上しており、乗客乗員23名(うち2名が外国人)の生存は絶望的とのこと。

この路線は、山間を山肌スレスレを飛ぶため、翼が接触しそうで生きた心地がしません。

(2015年4月14日、ジョムソン発ポカラ行時に撮影)

外国人旅行者の利用の多いルートに、カトマンズ~ルクラ間もあります。こちらも天候に左右されやすいルートですが、ルクラ路線よりもジョムソン路線の方が怖いという経験者の声もよく聞きます。私も同感です。

風が吹いたり、視界不良となると、危険であるためすぐに欠航になりますが、山の天気は変わりやすく、一度飛び立ったものの、飛行中視界不良になり、離陸地点に引き返す、というようなことも多々起きています。

24日は、新しい機体を、ベテランパイロットが操縦していたとのこと。ポカラ空港離陸時点では飛行条件に影響はなく、山間にはいったとたんに霧のため視界不良になり、事故を起こしたのでは、とも言われているようです。

最近では2013年5月にも同ルートで事故を起こしています。

この区間、繁忙時にはタラ航空、シムリク航空、ネパール航空機が運行していますが、昨年の地震後、利用者が減っていることもあり、本日現在定期運航しているのはタラ航空のみとなります。

陸路移動しても、乗り継ぎがうまくいけばポカラ⇔ジョムソン間1日で移動可ですので、乾季の移動に限り、陸路移動の方が安心かもしれません。

ただし、未舗装の崖道を道幅スレスレで移動するため、こちらも生きた心地がせず、かつ崖下墜落事故なども時々おきているのですが、、、。また雨期中はぬかるみ車両走行不可となることもあります。

・・・

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

・・・

追記:

この事故の2日後、また飛行機事故が起きました。この10年ほどの間に起きた、記憶に残る飛行機事故をまとめてみました。(別ブログに飛びます)

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