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皆さん、こんにちは!
今年もイタリアは昨日まで5日間、ライ1国営テレビ生放送で、サンレモ音楽祭2016がリグーリア州のサンレモ市アリストン劇場から行われました。
司会者は昨年と同じカルロ・コンティ、アシスタントは俳優のガブリエール・ガルコ、物まねタレントのヴィルジーニア・ラッファエーレ、モデル兼女優のマダリーナ・ゲネアの3人。
今回は、だいたい毎晩見ることができました。(三日目はあまり見てませんでしたが。)
毎晩代わる代わるスペシャルゲストが舞台に登場しました。
初日は歌手のラウラ・パウジーニやエルトン・ジョーン、お笑いのアルド・ジャヴァン二・ジャコモ他、二日目はエロス、不治の病でも音楽活動をしている指揮者兼作曲家のエツィオ・ボッソ、女優の二コール・キッドマンやシェフのアントニーノ・カンナヴァッチュオーロ、俳優ニーノ・フラッシカ他、三日目はグループのプー他、四日目は歌手のエリーザ他、最終日はスカラ座の第一人男性バレエ、ロベルト・ボッレ、歌手のレナート・ゼロ、俳優のベッペ・フィオレッロ他、たくさんのゲストが出演しました。
アシスタントのヴィルジーニアは初日は女優サブリーナ・フェリッリ、二日目はバレリーナのカルラ・フラッチ、三日目はドナテッラ・ヴェルサーチ、四日目はベレン・ロドリーグエツのものマネをそれぞれし、笑いをとっていました。
視聴率は上昇ぎみでしたが、サンレモのノミネートされた歌手たちよりも連日大物ゲストが多過ぎて、あまり目立っていないような感じがしました。
実はサンレモ音楽祭が始まる少し前に、リハーサルで練習にサンレモへ来ていたアシスタントで俳優のガブリエール・ガルコは、その期間住んでいた借りの別荘がガス爆発し、ガルコもけがをして病院へ運ばれたというニュースが入り、当日ガルコは無事にアシスタントとしてサンレモ音楽祭へ出演できるのかと気がかりでしたが、初日からイケメンのガルコはニコニコとアシスタントをしていました。
彼は俳優業の役柄では、よくマフィアの役をすることがあって、そのイメージが付いて回っていて、本当はどんな人なのかと思っていましたが、サンレモ音楽祭のアシスタントの仕事では、いたって陽気でよく笑う人でした。(でも、顔色は悪かったです。)
2016サンレモ音楽祭の大賞を取ったのは、スターディオの ウン・ジョルノ・ミ・ディライが決定しました。
これがヴィデオです。どうぞお聞きください。
このグループはなんとデビューが1977年と大ベテランですが、下積みも長く、サンレモ音楽祭は今回で5回目でしたが、まだ一度もサンレモ音楽祭で大賞を取ったことがなく、出場できても最下位を取ったこともありました。いわゆる苦労人です。
デビューしてしばらくして、すぐにサンレモ音楽祭で大賞を取るラッキーな人もしてますが、今年こういう人たちが大賞を取ったということは個人的はとても嬉しいですね。
新人賞は、フランチェスコ・ガッバー二のアーメンが獲得しました。
タグ付けしました。よかったらお聞きください。
これが優勝の瞬間のヴィデオです。
今年の大賞選出の仕方は、毎晩視聴者投票と審査員投票が行われ、初日は、大賞部門20組のノミネートから10組のみが生演奏、二日目は残りの10組がそれぞれ披露。そして新人賞部門8組のノミネートから4組のみが生演奏され、三日目は、大賞部門20組がカバー曲を披露し、新人賞部門ノミネート残りの4組が生演奏、四日目は、大賞部門20組がオリジナルの曲を再度それぞれ生演奏し、5組が脱落。新人賞は4組の勝ち残りが競って、最優秀新人賞が決定。五日目は、敗者一組復活を含んだ16組が再度オリジナル曲を生演奏し、一日目から四日目とは関係なく、一から視聴者投票、審査員投票審査が行われ最優秀大賞が決まりました。
すこし決定の仕方が複雑のような気がしますが、毎日歌手たちが演奏していく中で、観客の反応や盛り上がりも出て来て、なかなか良かったと思いました。
日本も紅白がサンレモ音楽祭と少し似ていると言われていますが、(実際には、レコード大賞と、紅白を足して二で割った歌番組と考えて頂けるとわかりやすいと思います。)日本も、サンレモ音楽祭のように、連日紅白&レコード大賞をしてみても面白いですね。スペシャルゲストをガンガン外国から呼んで。
何がともあれ無事に終わりました。これで毎晩連日夜中1時前まで続いていたので、夜更かしして見ていましたが、今晩から通常どおりに寝ることができそうです。(笑)
ケイコ