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江原道の旅

なかしまかずえ

なかしまかずえ

韓国特派員

更新日
2010年10月20日
公開日
2010年10月20日
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タイミングが少し遅くなってしまったのですが、江原道に行ってきたのでご紹介したいと思います。

江原道は、韓国の右上に位置します。

観光都市で、雪岳山が有名で雪などで交通止めなどにならない限り、年中多くの人が登山を楽しみ、

夏は多くの人が海水浴場に訪れ賑わうエリアです。

雪岳山

雪岳山(ソラクサン)は、韓国を代表する山の一つで、年間を通して多くの人が山登りを楽しんでいます。特に今の時期は紅葉がきれいで、さらに多くの人が訪れます。最高峰の大青峰を中心に内雪岳、外雪岳、そして南雪岳と並び、それぞれ違った美しさを持っています。いろんなコースがあり、いろんな有名な渓谷や滝、お寺などの観光名所もたくさんあります。(写真左は飛龍滝)

入場料は、大人2500ウォン、小中高生は1000ウォン、小学生未満は600ウォンとなっています。

雪岳山管理事務所:033-636-7700

束草海水浴場

夏に特に江原道を多くの人が訪れる理由は、韓国でもきれいな海水浴場がたくさんあるため。束草市にある束草海水浴場は他の日本海側の海水浴場に比べて水深が浅く、傾斜も緩やかなのでお子さんでも安心です。

入場料は無料ですが、シャワー利用料は1300ウォンかかります。(シャワーは水しか出ません)

大浦港

大浦港の通りには、お刺身屋さんやスルメなどが販売されている乾物屋がずらりと並んでいて、海の幸が楽しめます。

お刺身を食べる方法は、中でメニューを見て決める場合もありますが、小さいところになると、外の生け簀で適当に魚を入れてくれそれでいくらというふうに販売していることも多いです。その魚はそこでさばいてくれて中で食べることができます。サンチュなどはプラス1000ウォンとなります。

私はヒラメともう一種類のお魚を食べ、その後メウンタンにしていただきました。

この大浦港のある屋台一ヶ所に列をつくるところが!

何の屋台なのかな?と思ったら、エビの揚げ物の屋台でした。

ここは一度食べてみるしかないでしょ!と思い、私も列に。

大きなエビは2匹で3000ウォン、ちょっと小ぶりのものは10匹で4000ウォンです。

殻もシャリシャリで、頭から丸ごと食べられます。

束草の名物の一つに、この<アバイスンデ>と<イカのスンデ>があります。

スンデはよくご存知だと思いますが、'アバイ'とは北朝鮮語で'アボジ(お父さん)'を指す言葉で、元々は北朝鮮の食べ物です。ブタの腸の中にもち米や牛肉、ブタの皮、野菜、ニンニク、しょうがなどが入ったスンデで、もち米が入っているからか普通のスンデよりももっちりとしている気がします。イカのスンデ(お皿の上のスンデ)は、イカの胴体の中にもち米や大根の茎や葉、ニンジン、玉ねぎ、エゴマなどを入れて蒸したもので、束草でよく獲れる新鮮なイカを使用して作られているので、これもなかなかのおいしさです。

アバイ村というところにアバイスンデの店がズラリと並んでいて、どの店も料金は同じく各一皿10000ウォンほどです。

束草はスントゥブも有名です。やはり雪岳山に登って食べて帰る人も多く、スントゥブ村の通りには多くのスントゥブ料理店が並んでいます。

料金などは、どこも同じです。

白いほうが普通のスントゥブ、赤いほうが辛いスントゥブ(それぞれ6000ウォンほど)です。辛いのが苦手な人はスントゥブがオススメです。お醤油のソースを少しかけて食べます。お豆腐自体がお店でその日に作ったものなので、お豆腐ならではの風味が楽しめます。

左がお豆腐で、右がビジチゲ(おからのチゲ)です。

お豆腐は醤油につけて食べるもよし、キムチと一緒に食べるもよし。

ビジチゲもおいしくいただきました。

束草の特産<雪岳山タンプンパン(もみじ饅頭)>。中はアンコのほか、うぐいすあん、カスタード、チョコ、白あんなどがあります。

洛山寺(ナクサンサ)

こちらは、束草に隣接する町襄陽(ヤンヤン)にある洛山寺(ナクサンサ)です。

こちらには海を見渡す高さ約6mの海水観音像があります。

海辺の岩壁の上に立つ別名'観音屈'と呼ばれる洛山寺紅蓮庵や義湘台(右写真)など、そこから見る景色は抜群です。

入場料は無料。

泉谷天然洞窟

襄陽からもう少し南に下ったところにある東海(トンヘ)。

江原道にはいくつか鍾乳洞の洞窟がありますが、こちらにも'泉谷天然洞窟'という場所があります。

約1400mの延長、高さ約10メートルの石灰岩の洞窟で、4~5億年前にできたといわれています。

韓国ではめずらしく市内にある洞窟です。

イ・スンギ主演の韓流ドラマ「偉大なる遺産」のロケ地にもなったところです。

洞窟内には、韓国では最高の天井溶蝕の溝があり、石筍や石柱などが広範囲に分布しています。

入場料は、大人2000ウォン、中高生1100ウォン、小学生以下700ウォンです。

いかがでしたでしょうか?

早足にご紹介した感じでもありますが、韓国でも多くの人が観光に訪れる江原道。

冬のソナタでチュンチョンは日本の人もたくさん訪れた方もいらっしゃると思いますが、

その他多くの自然が楽しめ、夏には海水浴、冬はスキー、年間を通じて登山と年中楽しめます。

また機会がありましたら、韓国の地方もご紹介したいと思います。

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