夏バテにぴったりの一品　−　コムンコングクス

‘ミンドゥルレヤント’という喫茶店の向かい側に‘ノルブブデチゲ’という店があるのですが、その店の横の路地に入る道のすぐ角にある小さな店が‘ヤンプニポッサムククス’という名前のククスの店です。店内はテーブル4〜5テーブルほどの狭い店なのですが、3時半という食事タイムをとっくに過ぎた時間でも店内はいっぱいでした。

ここのメニューは、3品のみ。チャンチククスと呼ばれるシンプルな温麺の＜ポッサムククス＞（3,000ウォン）と辛目の＜ビビンククス＞（3,500ウォン）、そして＜有機農コングクス＞（5,000ウォン）です。

黒大豆は抗癌効果が普通の大豆の19.5倍もあり、体の中の毒素を排出してくれ、骨粗鬆症も予防してくれるなどの効果があるそうで、韓国でも体によいということで関心を持たれている食材の一つでもあり、黒大豆の豆乳なども一般的に販売されています。

注文をして出てきたコムンコングクスは、直接ここで挽かれてスープを作ってあるからか、かなり濃くがあり、栄養満点という感じです。麺もシコシコとしており、いっしょについてくる白菜のキムチと大根のカクトゥギキムチとの相性もピッタリ。キムチもいい味を出していました。

暑い日に食べやすく、かつ体にやさしい夏の風物詩‘コムンコングクス’、韓国の夏で是非一度は味わっていただきたいメニューの一つです。

（但し大豆でスープを作ってあるので、豆乳など苦手な人にとっては味に好き嫌いはあるかもしれません。）

ヤンプニポッサムククス

住所：ソウル市西大門区滄川洞3-22

営業時間 11：00〜23：00

休み：無休

アクセス：地下鉄2号線「新村」駅から徒歩5分

電話：02-364-0204