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狭く、薄暗く、なんとなく圧迫感を感じた、カトマンドゥ国内線旧ターミナルでしたが、2013年1月より新装工事が始められており、5月18日より、ついに新ターミナルビルでの操業が開始となっています。
見学しに行ったところ、近代的な建物を目の前にし、ビル内に入る前から思わず「おお!」と期待の声をもらしてしまいました。
向かって左が出発ターミナル、右が到着ターミナルと別れており、以前と比べ、かなりすっきりした印象です。
≪出発ターミナル入口≫
≪出発ターミナルビル内≫
ビル内は、天井が高く明るい!というのが第一印象。広い空間に15の搭乗手続きカウンターが並んでいます。
ただし、ベンチが少ないのは旧ビルと同じ様子。長時間遅延時、搭乗手続きさえも受け付けてもらえず、待合室に入れないことも多々あります。ここにあふれんばかりの乗客が待機することになるため、場所が広いのは助かりますが、ベンチが少ないと、今までのように地べたに座って待たなくてはならないかも、と、いらぬ心配をしてしまいました。
以前カトマンズ⇔ルクラ間が10日ほど全便欠航が続き、毎日カトマンズ空港に待機客が訪れ人にあふれていた時の様子。
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≪到着ターミナル≫
到着ターミナルは、今の時点では、ただ、だだっ広い空間。今後荷物受取カウンターなども設置予定とのこと。
以前は、降機後、バスにのって、空港出口近くまで連れて行かれ、屋外にある東屋のような建物で降ろされていました。屋根の下に砂埃をかぶったカウンターがあり、係員により預け荷物が手作業で降ろされ、その中から自分の荷物を見つける、というシステムでした。荷物受取所としては似つかわしくない場所で、不安感を覚えたものです。
新ターミナルでも、降機→荷物受取の流れ的には以前と変わらないようですが、きちんとした屋内で荷物を受け取れるだけ、安心感があります。
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ちなみにトイレはこんな感じ。
新しいためきれいには見えますが、この状態が保てるかどうかは、利用者(ネパール現地人)の使い方次第でしょう。
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その他、電光表示坂も機能しており、アナウンスもしっかりされているような印象でした。
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※空港がどんなにきれいになっても、天候不良による長時間遅延や欠航は避けられないのがネパールの国内線。予定便が飛ばず長時間待機を余儀なくされたり、待機の挙句に欠航が宣告され、市内に戻らなくてはならない羽目になったり、ということはよくありますので、その点はどうか覚悟の上、ご利用ください。