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毎年この時期になると、梅の開花が見たくて、
北野天満宮さんに、お参りに行きます。
この冬は、暖冬が続いていましたから
北野天満宮の梅の開花は例年より、やや早めに進んでいるみたいです。
北野天満宮と言いますと、菅原道真公の和歌が浮かんで来ます。
「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
境内の梅は、咲き始めていました。
菅原道真公は、平安時代の素晴らしい政治家。
封建的な制度を改め、民衆の為の土地制度と
税制の改革を進めた道真は、宇多天皇に重用され右大臣となります
しかし守旧派勢力から、あらぬ罪をきせられ
大宰府へ左遷されてしまいます。
その時に詠まれた和歌が・・・・
「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな」。
政治の力を落とされ、愛した家族や、
育てて来た梅や牛とも別れての大宰府行きは、
さぞかし辛いものだったでしょうね。
その夜、梅は道真公を思い一夜にして
太宰府まで飛んで行ったと言う「飛び梅伝説」は、今も語り継がれています。
北野天満宮に植えられている梅の種類は約50品種。
1月から花を付ける老梅や、一月後半から2月から花を咲かせる
早咲き梅、3月から開花する遅咲き梅と時期が、
それぞれに異なる品種の梅が植えられています。
北野天満宮の梅。
固い蕾も膨らみ、花が咲き始めて来ました。
北風が東風に変わる時は、もうすぐです。
《北野天満宮》
◎住所:京都府京都市上京区馬喰町
◎交通(電車):JR京都駅→市バス50・101系統で30分、北野天満宮前下車、徒歩すぐ
(車):名神高速京都南IC・京都東ICから国道1号経由30分
◎駐車場:有り・・・300台(無料)※毎月25日は閉鎖