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(#YOKOENMALBA)
「オノ ヨーコの芸術は実は、ジョンレノンのパートナーであったことを切り離して考える必要がある」
これがオスロからわざわざブエノスアイレスのパレルモ地区のマルバ美術館へやってきたキューレータGunnar B. Kvaran氏の言葉です。
実は私もビートルズ世代から一世代遅れたので、何となく小野洋子さんってそんなすごい人の奥さんで(今はパートナーと言い換えるべきだと思いますが)それが彼女を有名にした、即ち偉大な人の影に「日本女性在り」のように思っていました。
だからこそ、ひろしま賞を得たときもIMAGEN PEACEだしね。もちろんその功績に軌跡は偉大だけどとっても前衛的とは思いました。
本日6月24日からオノヨーコ展が開会する、MALBAラテンアメリカ芸術美術館で出会ったオノヨーコ展DREAM COME TRUEそして副題INSTUCCIONES(INSTRUCTION)はそれは全く間違った認識であることがキューレターの講演だけではなく、さらに展示を見て、そして体験し、介入して、やっと理解することができ始めたかと思います。
実はヨーコはジョンに会う前からヨーコだったのです。日本文化の源流を培った家柄に、芸術の学習、経験、その独創性、アメリカ、ヨーロッパだけではなく、ロシアとも交流があり、これ以上グローバルな日本人芸術家は世界中どこを探してもいないでしょう。日本人としてだけではなく地球人としてね。
そして驚くべきは、ヨーコは自分が日本人であることを捨てていない、ということです。
日本の障子、金継ぎの技術、筆アート、そして、目に見えるものと見えないものを示唆する感性、平和を願う心、七夕で願いを届けることなど、全て「日本」がこんな普遍的なものになるなんて、と考えせてくれるのです。そしてそれを人々がすごく純粋に受け入れて立派だと偉大だと理解し、尊敬し、それ以上に展示とインタラクティブに楽しんでいるのを。。。。
これが、ヨーコのコンセプチュアルアートがその人の中に入ってきて点火し、順応するそんな瞬間かもしれません。
誰でもできそうなシンプルなことばかりなので、え、これが展示会と思われそうなのですが、今までの世界中の展示会が一同に解した
MALBAの展示会は一度オトヅレるだけでお得感いっぱいです。
さらに、それを美術館で楽しむだけではなく家に帰ってもそれを持ち帰って続けてくれることをヨーコは望んでいるようです。
http://blog.livedoor.jp/tomokoar/archives/52138129.html
こちらでもっとステキな写真が楽しめます。
ブエノスアイレスのアートなシーンを集めたFACEBOOKです。
私が介入インテルベンシオンしたのはやっぱり折り鶴。
これがオノヨーコ展入口です。
そして最後は、「願いのツリー」は七夕ね。もちろん折り鶴も捧げます。
(MUCHAS ARIGATOO PABLO)
有名美術評論家さん達によると、MALBAでは草間彌生で大繁盛したのですから
オノヨーコレベルのアーティストだとどんなことになるか、わからないそうです。
本日6月23日(木)は午後7時から無料開放でオープニングですが5時前に行くべきです。
((ブログの読者さんにこっそり教えると5時から整理券を配るそうです、でも、きっとそれには4時半より前には行くべしですね、
4時かもしれません))
前回は1998年のMAMBAでヨーコオノ展があったきりですから、是非、この機会に世界で一番有名な日本人だとあまり意識されていない日本人であるYOKO ONO展にブエノスアイレスにいるのなら、是非行ってみてください。また近隣から来る価値もあります!
ブエノスアイレスに旅行にこられるのなら、是非アジェンダに入れてください。
ヨーコ展を見にこられる方も大歓迎。現地コーディネーションして、ガイドとしてご案内します。
ご連絡はこちらからtomokoargentina2@gmail.com
ラテンアメリカアートは日本人を驚かせてくれるでしょう。
これから町中でヨーコの色に染まるよう。
そして改めて、2015年8月6日の広島原爆投下70年平和祈念式典の際、平和文化センターに展示されたアナログの8時15分で止まってしまった時計のオブジュは時計を象徴しながら、デジタル社会のそしてこれからどこまでも発展するこの新しい世界への警鐘だと感じていました。
そして、また、「日本人らしさ」を忘れないことが私たち日本人が世界でグローバルに活躍するためのキーワードではないか
とさらに確信させてくれました。この辺りはまた書きますね!