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釧路は言わずと知れた「霧の街」です。
実は世界的に有名な霧の街ロンドン以上に
霧が出る日が30日近く多いといわれ、
夏を中心に年間100日ほども霧が発生しているそうです。
今回の釧路滞在中にも朝霧が出ました。
朝7時頃に撮影しましたが、大分薄くなっています。
朝6時台にはもっと霧が立ち込めていました。
気温の上昇につれてどんどん薄くなっていきます。
ただ曇っているようにもみえ、霧の写真としては
少しわかりにくいかもしれません。
釧路川に架かる幣舞橋の向こう側、右岸の建物の向こうに
いつもは海が見えます。
これを前日の写真と比べると…
前日の夕方、同じ場所から撮った写真です。
やや雲多めでしたが、こちらは水平線がわかります。
こちらはもう少し霧の立ち込め具合がわかるかもしれません。
釧路の霧ははるか遠くの海上で発生する「海霧」で、
海からやってきます。
ともすると単なる曇り空に見えるのですが…
一概に曇りではないところが夏の釧路なのです。
7時半にもなると、本来の青空が出てきました。
上空を霧が流れていきます。
真夏でもストーブが必要な日がある釧路。
6月の平均気温は最高が約15℃、最低が約8℃ですが、
この日は釧路にしては気温が高く最低気温約15℃。
海水が温められて霧になったものと思われます。
釧路駅から車で約10分ほどの釧路町へ。
午前9時前後ですが空は青く太陽が照っています。
釧路では、夏に多い霧ですが、だからといって、
青空がない訳ではありません。
霧が立ち込めた朝も時間が立つと快晴、なんてこともあります。
そしてこの日も朝霧→青空でしたが、
釧路市方面の空を見ると真っ白な雲(?)が立ち込めています。
釧路町から約5km離れた海岸(釧路市)は海霧で真っ白!
水平線も全く見えずミスト状態です。
ウミネコと海霧。
寒そうな景色ですが、例によって気温は
釧路にしては高いのです。
"しっとり"とはしています。
再び釧路川・幣舞橋まで戻ってきました。
先ほどの海岸から約3km離れています。
あれほど真っ白だった海岸ですが、
幣舞橋界隈は青空が見えます。
ところが…幣舞橋から西、海方向は真っ白。
海の方角から内陸の西に向かって海霧が
漂ってきているのがわかるでしょうか。
これは幣舞橋から釧路川上流・西側を見た空です。
上空になんとなく白く見えるのは流れている海霧です。
以上が釧路の海霧です。
風が強い日の幣舞橋近くでは、青く晴れた空に
とても低い雲が流れるかのように海霧の一団(?)が
渡っていくのがハッキリ見えることもあります。
一方、ジリという天候もあり、
これも海霧に関係しています。
曇っているのか海霧なのか、霧雨なのかジリなのか…。
慣れていないとこれは?と思う天候に遭遇するのが
夏の釧路の醍醐味です。
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