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【釧路】夏の晴れ間と霧と海

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2016年7月8日
公開日
2016年7月8日
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釧路は言わずと知れた「霧の街」です。

実は世界的に有名な霧の街ロンドン以上に

霧が出る日が30日近く多いといわれ、

夏を中心に年間100日ほども霧が発生しているそうです。

今回の釧路滞在中にも朝霧が出ました。

朝7時頃に撮影しましたが、大分薄くなっています。

朝6時台にはもっと霧が立ち込めていました。

気温の上昇につれてどんどん薄くなっていきます。

ただ曇っているようにもみえ、霧の写真としては

少しわかりにくいかもしれません。

釧路川に架かる幣舞橋の向こう側、右岸の建物の向こうに

いつもは海が見えます。

これを前日の写真と比べると…

前日の夕方、同じ場所から撮った写真です。

やや雲多めでしたが、こちらは水平線がわかります。

こちらはもう少し霧の立ち込め具合がわかるかもしれません。

釧路の霧ははるか遠くの海上で発生する「海霧」で、

海からやってきます。

ともすると単なる曇り空に見えるのですが…

一概に曇りではないところが夏の釧路なのです。

7時半にもなると、本来の青空が出てきました。

上空を霧が流れていきます。

真夏でもストーブが必要な日がある釧路。

6月の平均気温は最高が約15℃、最低が約8℃ですが、

この日は釧路にしては気温が高く最低気温約15℃。

海水が温められて霧になったものと思われます。

釧路駅から車で約10分ほどの釧路町へ。

午前9時前後ですが空は青く太陽が照っています。

釧路では、夏に多い霧ですが、だからといって、

青空がない訳ではありません。

霧が立ち込めた朝も時間が立つと快晴、なんてこともあります。

そしてこの日も朝霧→青空でしたが、

釧路市方面の空を見ると真っ白な雲(?)が立ち込めています。

釧路町から約5km離れた海岸(釧路市)は海霧で真っ白!

水平線も全く見えずミスト状態です。

ウミネコと海霧。

寒そうな景色ですが、例によって気温は

釧路にしては高いのです。

"しっとり"とはしています。

再び釧路川・幣舞橋まで戻ってきました。

先ほどの海岸から約3km離れています。

あれほど真っ白だった海岸ですが、

幣舞橋界隈は青空が見えます。

ところが…幣舞橋から西、海方向は真っ白。

海の方角から内陸の西に向かって海霧が

漂ってきているのがわかるでしょうか。

これは幣舞橋から釧路川上流・西側を見た空です。

上空になんとなく白く見えるのは流れている海霧です。

以上が釧路の海霧です。

風が強い日の幣舞橋近くでは、青く晴れた空に

とても低い雲が流れるかのように海霧の一団(?)が

渡っていくのがハッキリ見えることもあります。

一方、ジリという天候もあり、

これも海霧に関係しています。

曇っているのか海霧なのか、霧雨なのかジリなのか…。

慣れていないとこれは?と思う天候に遭遇するのが

夏の釧路の醍醐味です。

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