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アルゼンチンは通常3月の最初の週が12月から続いた夏休みも開け新学期です。
(州や学校の学年により多少前後あります)
そのため本日3月6日から新学期!のはずですが、
教員ストが決行されました。ちなみにこれはほぼ毎年恒例です。
スペイン語では Paro Docente パロ ドセンテといいます。
http://www.infobae.com/politica/2017/03/06/los-docentes-colmaron-la-zona-del-congreso-para-marchar-en-el-inicio-del-paro/
ラ ナシオンによると、ブエノスアイレス市と23州の中でサンルイスとサンティアゴデエステロはいまだ交渉中ですが、それ以外は3月6日は教員ストとなります。
http://www.lanacion.com.ar/1990200-las-clases-empiezan-manana-solo-en-dos-de-las-24-provincias
基本的には公立の幼稚園から大学までの教員の組合によるストですが、
組合によっては私立も入ります。また一方で都心の学校ですと、ストのため、交通が大渋滞になりますし
教員、職員が時間通り到着できないこともあります。
なお、一部の学校ではストへ行く組と学校で子供達を対応する組に分けて対応しています。
教員ストの場合は特にCordobaコルドバ通りとCallaoカジャオ通り付近に教育省(Rodoriguez Pena entre Paraguay y M.T de Alvear) がありますし、多くの学校が集まっていますのでこの辺で集結してからデモに繰り出すことが多いのです。
48時間ストですが、ブエノスアイレス市政府は3月7日に話し合いをもつと言われています。少なくとも
二日間学校はない状態だと思いますが、きっと3月8日からはあるでしょう。
その一方で、同時に3月7日はCGTという労働者連合がパロ、ストを企画していてこれには多くの組合が参加することを表明しています。
科学技術省の研究職に就任する予定の人たちもこのストに参加します。
これはパレルモ地区の地下鉄Palermoパレルモ駅付近にあるのでここで朝10時に結集だそうです
(その後オベリスコへ移動)
それから労働省があるのが、Alemアレン通りとCordobaコルドバ通り付近。
この辺はいまメトロブスの工事もあって、プエルトマデロ地区付近まで車が溢れるでしょうね。
それから社会開発省がベルグラーノ大通りと7月9日大通りにあるのでサンテルモ付近も大変でしょう。
どちらにしても町中各地は交通混乱となるでしょう。
さらに水曜日の3月8日は世界女性デーです。
女性の権利のためのデモが開催される予定です。
これは国会付近が中心になります。
まとめると、
6日は教員ストで、
7日は教員ストと労働ストで、
8日は女性の日のデモです。
なお、アルゼンチンのストの意味は以下の通りです。
スト=交通遮断、バス迂回してどこを通るかわからなくなる、タクシーに乗っても渋滞で動かなくなる。
もしくは安全な無線タクシーやハイヤーを呼んでも時間通りには来ない。
地下鉄の出口が一部閉鎖、場所によっては駅閉鎖、
大統領府、5月広場、5月大通り、7月9日大通り、オベリスコ、国会議事堂付近
CordobaコルドバからCorrientesコリンンテス大通りとCallaoカジャオ付近はまあ大変なことになる。
場合によっては火事場泥棒がいる。おもしろいからと写真を撮るのに近づかない方がいい。
緊急の用事がなければ、手続きなども水曜日か木曜日以降に延期するのが賢いと思います。
もちろんパレルモ地区一帯、レコレタ地区の公園付近だけ、ベルグラーノ地区
など内の行動には特に問題がないと思います。
なお、ブエノスアイレスでは小さめのデモは毎日のようにありますので、
これに当たる行動をとると目的地までの時間が読めなくなります。
しかし今回はこれの規模が大きいものです。
今後の参考として、3月6日から8日、3月24日は国の祝日で大規模デモ。
それから5月1日はメーデーで労働の祭典であり、国の祝日でデモ、もしくはその前の金曜日です。
ご参考までに昨年2016年3月24日(祝日)の記憶と正義と真実の日の様子です。
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