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北イタリアにあるピエモンテ州では、3月頃からようやく厳しい冬の峠は超えたかな?
と思われる春うららな日を感じることができる。
日中は、3月上旬であっても気温が20℃まで上昇する日も最近では珍しくない。
この時期は、下着にあったか素材のものを着こんでいると暑くても脱げない!という事態に陥るので注意が必要だ。
メインのコートとは別に薄手のダウンジャケット等を1枚持参しておくと役に立つ。
当日の天気予報や、ご自身の行程(屋外?もしくは室内メイン? 夕食前に一度ホテルへ戻る?戻らない?など。)
により調整するとよいだろう。
一方、4月、5月であっても油断は禁物。あらあら。冬に逆戻り??という日を挟むこともあるので
気をつけなければならない。うっかり薄着をしていて風邪をひいた。ということもよくある話。
加えて、夏場であっても、朝晩や雨の日は冷え込むこともあるのでピエモンテ州へご旅行の際には、
1枚ウインドブレーカーやカーディガンなど軽くサッと羽織れるものを持参しておくと安心だ。
旅の目的は人により様々だが、私が思うピエモンテ州のベストシーズンは、春と秋。
やはり美食の町が連なることもあり豊潤な秋は外せない。楽しい収穫祭や食祭が目白押しとなる。
そして春は、厳しい冬から解放され、控えめなピエモンテ人だって本来の陽気さを取り戻し、町に笑顔があふれる。
パスクワ(イースター)と呼ばれる復活祭や、早い人は夏のヴァカンスの予定を立て始める時期だ。
お店のショーウインドーも春の訪れとともに華やかになり、メルカート(市場)も冬野菜から春・夏野菜へと、
元気がでるビタミンカラーへ移行する時期でもある。寂しげだったワイン畑だって新緑のパワーが宿る頃だ。
年中常夏の国に住む姉家族がとっても羨ましい反面、四季のある国だからこそ味わえる旬の味覚、
草木の移り変わりを彼らの分も楽しむことにしている。
この地域には欠かせない深い霧に包まれる秋、そして過酷な冬があるからこそ爽快の青空を見るだけで、
ふと口元がほころび幸せな気持ちになれる。
自然の恵みに感謝!
大自然と美食の宝庫ピエモンテ州へどうぞお越しくださいませ♪