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久しぶりにナポリ国立音楽院へ恩師のピアノリサイタルを鑑賞

ピッパ

ピッパ

イタリア特派員

更新日
2017年6月14日
公開日
2017年6月14日
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皆さん、こんにちは!

さて、今回のナポリ滞在の本当の目的は、恩師、マエストロ・フランチェスコ・パレーティ、ピアノリサイタルが母校のナポリ国立音楽院で行うためでした。

実は、恩師は昨年秋よりアヴェリーノ国立音楽院からナポリの国立音楽院へ転勤になり、これを記念してリサイタルをこのナポリの国立音楽院ですることになりました。

正直私は母校に行くのはとても久しぶりで、こんなきっかけもなければなかなか行く用事もなく、恩師から招待を受けた時にはとてもうれしくて心から楽しみにしていました。

この恩師からは、楽譜をしっかりと正確に読む勉強を教わりました。

その上、この恩師はサンカルロ歌劇場の合唱団のマエストロを1980年代後半から1990年代中ごろまで13年間していましたので、サンカルロ歌劇場のことはたいへん詳しく、以前からよくいろいろとお話を聞きました。

忘れもしません、私がこのナポリ国立音楽院の入学試験の時もご縁があり伴奏を弾いていただいたり、コンサートで伴奏をお願いしたこともありましたが、恩師がソロでピアノを弾くのは初めて聞くので、どのように演奏なさるのかとても興味がありました。

こちらが、マエストロのプロフィールと今回のプログラム。

シューベルトのソナタを演奏されました!

先生の人柄がとてもわかる演奏をしていました。演奏を聴きながら学生だった当時のころがよみがえり思い出しながら鑑賞しました。

この恩師は、とにかく淡々としたレッスンをしてくださり、私としてもとてもありがたかったことを覚えています。たいていの歌の先生をはじめ、音楽の先生は、情熱をもって熱く厳しく教えてくださるのですが、時々こちら側(習う側)が非常に負担になることもあり、偏った考え方になったり、変に影響してしまうことがあるのですが、この恩師は別格でした。もちろん情熱は人一倍あるとは思いますが、とにかくその時その時の感情に任せてレッスンをするような人ではなく、いつもと同じように私たち学ぶ側の体調やのどの調子が悪くても良くても必ず毎回実りのあるレッスンをしてくださいました。

その上、とても前向きでネガティブなことや人の噂話などは一切言わず、私にとっては本当に貴重な存在でした。

これからも機会があればぜひマエストロに学びたいと思いました。

演奏を終えたマエストロ!

パイプオルガンがとても素敵なサーラ・スカルラッテイ!

イタリア各地にあります、国立音楽院では、たくさんのコンサートやオペラを安く見ることができます。

一度聞きに行ってみませんか?

<インフォメーション>

ナポリ国立音楽院

(正式にはサン・ピエトロ・ア・マイエッラ国立音楽院 Conservatorio di musica San Pietro a Majella)

<住所>Via Majella,35 Napoli

<電話番号>081 444958

今回のプログラムの曲をhttps://www.facebook.com/ilaria.pareti/videos/1377050745706213/で少し聞くことができます!

ケイコ

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