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9月に入ると、アスティ県の市内を中心に、地区ごとの旗が町中に掲げられ一気に華やかな印象となる。
この時期のアスティは、盆と正月が同時に来たような雰囲気が楽しめるのだ。
8月のヴァカンスモードに終わりを告げるや否や、連日連夜お祭りモード一色となる。
美食の宝庫 ピエモンテ州の中心に位置するアスティ県。
そんなアスティ県の郷土料理が一気に楽しめる1年に1度のビッグイベントをご紹介。
まだまだ日本への認知度は低いように思われるが今年で44回目を迎えたオープンエアーでの屋台数は、なんとヨーロッパ最大といわれるアスティ郷土料理の祭典。(Il piu` grande ristorante a cielo aperto d'Europa)
アスティ県の各市町村ごとにブースを構え、それぞれの土地に根づいた名物料理を披露する。今年は、その数41軒。 その品数は、80種以上。アンティパスト(前菜)からドルチェ(デザート)まで 本格的な伝統料理が 2ユーロ~7ユーロと屋台価格であるのも嬉しい。
私は、数年前から地元の料理ブースでのお手伝いを頼まれているので外の様子をゆっくり回れなくなったのは少し残念だが毎年、貴重な体験をさせていただいている。
例年の如く、ピエモンテ州には欠かせない郷土料理のひとつ バーニャカウダ の200㎏の仕込みから始まり、この地域の特産品であるぺペローニ(パプリカ)の下処理が永遠と続く。
おしゃべりしながら、しかもご近所ブースから届く料理の数々を味見しながら。なので苦は全くない。むしろ並ばなくても食べたいものが届くのでありがたいかも~なんてプラス思考。
暑くてどうしようもなかった去年に比べ、今年は天候に恵まれなかったのでスローなペースで事を得た。大量のお土産とともに今年の Sagre Astigiane (サグレ アスティジャーネ)アスティ地方の郷土料理祭りに終止符を打つ。
【データ】
Festival delle Sagre Astigiane
開催地:アスティ Piazza Campo del Palio
開催日: 9月 第2 土・日曜日