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香港国際空港の出境手続き、顔認証を使ったサービスを開始

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2017年11月5日
公開日
2017年11月5日
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香港への入境と出境を管理する入境事務処(Immigration Department )は10月10日から香港国際空港で外国人が香港を出る時、税関職員による出境手続きに加え、顔認証システムを駆使した手続き業務を開始しました。(写真提供:Hong Kong Immigration Department)

香港の税関にはe-道(e-Channel Service)」というゲートがあって指紋認証による出入国のサービスに申し込んだ外国人は、カウンターよる手続きをする必要はありませんでした。今回は出境時に特化したサービスで「離境易(Smart Departure)」と呼ばれています。税関職員による手続きは、パスポートにスタンプなどを押してもらうので、40秒から1分くらいかかっていたのですが、このサービスにより20秒ほどに短縮される予定です。最初は香港国際空港に顔認証に対応するゲートが10機導入され、最終的には香港にある税関全体で300機まで増やす予定だそうです。手続きは特に必要ないそうなので、搭乗ゲートにまで行く時間が短縮されますから、香港国際空港内での買い物や食事に時間を費やす事が可能になりますね。

顔認証システムに対応するゲート

香港国際空港は航空サービス、リサーチ会社のスカイトラックス社が選定する国際空港ランキングで2001~2005年、2007年、2008年、2011年と何度も1位になったこともあり、2017年でも第5位にランキングしています。こういう搭乗客へのサービス向上を続ける努力は素晴らしいと思います。

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