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その瞬間、手元の時計を見たら2:40だった。
大きなスイングが一回起きて、(多分)花びんがゴトッて音がした。
サンフランシスコは、サンアンドレアス断層がすぐ脇にあるので定期的に大地震がくる、1989年1月18日、1906年4月18日は、ビッグ1(BIG1)と言われ、その地震で人々はロスアンジェルス・南カリフォルニアに移動し始めLAの人口は一気に増えた経緯がある。
真夜中だったので寝ぼけながらも、映画『カリフォルニア・ダウン(オリジナルタイトル San Andreas)』 を思い出したけどまた寝てしまった。 目が覚めた時に何事もなくよかったと安心、間抜けな話だ。 バークレーの地震の翌日 サンフランシスコの緊急災害対策のオーガナイゼーション 『SF72』 が非常時の際用意しておく物を書いてあったので日本と比べてどうなのかちょっと書いてみた。
基本用意しておくべき物
水 一人1ガロン(3.8ℓ)
救急用品(説明書も)
懐中電灯と乾電池
消火器
手動式缶切
缶詰め等の非常用食料品
あると便利なアイテム
保温用の服
ラジオ
現金(30ドルくらい)
寝袋・毛布
携帯用チャージャー(車からもチャージできるもの)
工具
個人的な物
処方箋
スィート・ソルトのトリート
サニテーション(歯ブラシとか)
個人的な書類(パスポートとか)
子供のおもちゃ
ペットの道具キャリア
そして援助するために
バーベキューグリル
ボードゲーム
ワイン
日本の災害時持ち出し品と比べてどうだろうか?
基本の物、あればいい物、個人的な物、
そして周囲を援助するための物って項目が “さすが神のご加護がありますように” の国だ。 1906年の大地震の時、被災者はゴールデンゲートパークで掘っ建て小屋の生活が続いた。 パン屋の女将は、家宝のパン種を持って逃げて来たわけだが、そのパン種をちぎって膨らませて焼いて、またちぎって膨らませ焼いて周囲の人たちにふるまったという。 その人の名前はボーディン(Boudin)さん、そうあの 『サワドーブレッド』 で有名なボーディンさんの話。
万が一の時用にカセットコンロのカセットは必ず買い置きしてる。 セールの時は箱買いして備えてるついでに味噌もひと瓶熟成させてるよ。
知り合いで奥さんの写真もリストに入れてる愛妻家もいて冷やかしたろか思ったが、よく聞いてみたら仕事中に被災した際、捜索する時の手がかりが “写真” なるほどぉ〜、彼は本当に愛妻家だった。 皆さんは、どんな非常持ち出しありますか?
SF 72(英語版):http://www.sf72.org/home
アラートサンフランシスコ(日本語):https://member.everbridge.net/index/453003085612609#/login