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クレメント通り界隈は、最近特に国際色豊かな場所になってきている。 都心部に比べ家賃が安いこともあり出店しやすいのもある。 州立大学や病院もあり、中心部にもバス一本で行けちゃう丁度いい離れ具合の住宅地にもなっている。 高級店も増えてきているけど基本は地域密着型、地元に愛される息の長い店が多い。
その中の一軒が 『ダンジネス・アイランド(Dungeness Island)富国美食』
噂では行列ができるらしいので、お昼を抜いて5時のオープンと同時に入ろうと決めた。
当然、ほとんど誰もいない。
他に3組オープンと同時にテーブルに着いていた。
大してじっくりメニューを見ている風でもない。
『ディナーフォー2・4・6(Dinner For 2・4・6)』
これがお勧めとあったので、他にどんなのがあるか見る事もせず頼んだ。
て言うか他の人たちも同じものを頼んでいた、まるで "本日A定食のみ" みたいな感じ。
サーブしてくれたお姉さんも他に勧めるわけでもなく、飲み物は何しますぅ〜的な食堂的接客だ。
白ワインもボトルで頼んだ、グラスの大きさが皆違うっても面白かった。
『Cabbage salad with Chiken 』
キャベツとかキュウリとかの千切りサラダにスモークされたチキンが入っていた。
野菜が入ってない?肉肉しいくらいぎっしり肉を巻いて揚げた春巻き風
お約束のビニール製前掛け着用。
高級店では綺麗なお姉ちゃん、かっちょいいお兄ちゃんが後ろを結んでくれるが
ここは自分で! 髪の毛引っかけないように注意。
『Roasted Crab/House Garlic Noodle 』
テーブルに置く時ドスンと音がしそうなくらいデカかった。
丼てんこ盛りガーリックヌードルと共に登場の蟹
このアングルは賛否両論あるけど、ニンニクまみれの大蟹さんにご挨拶。
いただきます。
サラダを食べながら周囲を見たら皆さんのテーブルの蟹は一匹ずつ。
普段一人で一匹食べちゃうアタシは、争いになるんじゃないかと心配したけど
普段食べてる倍近い大きさのサイズだったんで平和なテーブルで時々指をなめて、ペーパータオルのお代わりをもらい、黙々と修行僧のように静かに食べた。 話したくない人とご飯に行くなら蟹屋へGO! 蟹の間は何も話さなくて済む、へへへへっ。
高級店なら濡れたナプキンが湯水のように持ってくるがそこは食堂、言われるまで持ってこない。 また濡れてないので、最初に持ってきた烏龍茶をかけて湿らせる、烏龍茶は油分を流してくれるんでさっぱりするよ。 覚えておくといいっす^ ^
蟹のおかわりは必要なかった、ガーリックヌードルかなり量多い。
お腹いっぱい〜〜。
蟹の下敷きになっているニンニクのソースは、脂っこくなくてガーリックヌードルを絡めて食べると、ツルツルと胃袋に収まり美味しく食べられた貴方はもうニンニク人になっている。
蟹を食べ終わったら一回手を洗っておこう。
次のデザートの為にね。
『Deep Fried Banana with Ice Cream』
ファンシーハイエンドなレストランならパティシエがいて、どうやって食べるんだ?プレゼンテーションのデザート。 マッそこは食堂、バナナの皮をむいてトントン切って天ぷら粉に少々膨らし粉と油を混ぜたボウルにポチョンと入れて、チキン揚げた油とは別の油で揚げておく。 脇で担当のサーバーさんがパティシエに早変わりアイスクリームを盛り付け揚げバナナを一人2個。 はい出来上がり。
食堂だとこんな感じだろうが、このアイス、ちゃんと "ココナッツアイス" と謳えばいいのにと思うほど美味かった。 蟹は大丈夫だったけどこれ追加したかった。 素朴な味わいでサッパリしたアイスだった☆ お姉ちゃんにアイス美味しいねって言ったら何も言わず、ニヤッとしてたわ。
7時過ぎの店内、外には数人待ちのお客。
椰子の木の柱が妙に感じたけど、ここの店の名前アイランドだったのを思い出した。
ダウンタウンからは#38#1のアウトバンド(太平洋に向かう方向)で約30分くらい。
ここまできて蟹が食べてたら思い切りローカルな気分になれるのを保証する、もちろん美味いのも保証!
【Dungeness Island】
住所:2332 Clement ST San Francisco, CA
電話番号:415-386-8266
営業時間:月〜金17:00〜22:00 土日12:00〜22:00
URL:http://ppqcrab.com