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トリノ観光で歴史的カフェと並び、お薦めしたいのはチョコレート屋さん巡り!トリノはヨーロッパでは、チョコレートの街として名が通っている。スイスにチョコレート技術を伝授したのもトリノだと言われているのだ。そんなトリノにおけるチョコレートの歴史は、1500年代 サヴォイア公である Emanuele Filiberto(エマヌエーレ フィルベルト)の愛護によりチョコレートの街へと導かれることとなる。
サクセスストーリーは苦難から始まった。ナポレオンの介入でカカオの輸入に制限がかかる。そこで、ヘーゼルナッツの産地であるピエモンテ州の特性を活かし、1826年に生まれたのが Crema Gianduia (クレマ ジャンドゥィア)カカオとペーストにしたヘーゼルナッツ、砂糖を混ぜ合わせたクリームだ。その後、イタリアの統一後まもなくして、トリノ名物である Gianduiotto (ジャンドゥイオット)カカオとヘーゼルナッツをベースに考案された、その形に特徴がある口どけの良いチョコレートが産声を上げた。
そんな物語のあるジャンドゥイオット。ジャンドゥイオットについてはまたゆっくり。
そんなジャンドゥイオットを今もなお、手づくりで1897年から変わらぬレシピで販売しているお店がある。その名は、Giordano(ジョルダーノ)。昨年120周年をお祝いしたところだ。ジョルダーノでは、今も変わらずピエモンテ州 ランゲ産のヘーゼルナッツをふんだんに使用。その他、ジャンドゥイオットに刻んだヘーゼルナッツを加え、形を変えて仕上げたGiacometta (ジャコメッタ) 、ピエモンテ州の甘口ワインをクリームに加えた Alpinluce (アルピンルーチェ)の3種類がスペシャリティーとして手づくり製法が貫かれている。
その他、2010年には世界一長い板チョコでギネス世界記録に認定されたことでも話題を呼んだのを覚えている。お店は、トリノ ポルダヌォーヴァ駅から近いので手作り3点セットを旅のお供に、そしてお土産に。なんていかがでしょう?
【データ】
A.GIORDANO
Piazza Carlo Felice 69,Torino
月 15-20
火‐土 8-20
日 休