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フリンジのミステリーを求めて/ Performance from Europe  

さくら 麻美

さくら 麻美

オーストラリア特派員

更新日
2018年3月5日
公開日
2018年3月5日
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アデレードフリンジもそろそろ折り返し地点へと突入しました。 相変わらず街のあちらこちらでイベントが行われています。 その中で今回はスコットランドのコメディにスポットを当てて彼らの主催するミステリーバスツァーに突撃取材しました。

(※日本語は英文の後に本文があります)

(English) ★★★★★

A true Fringe event! A Mystery Bus Tour of several events hosted by an energetic young comedian. A great time was had by two full buses of half guests, lots of wine, fun and games, a winery trip and even Scalextric cars made an appearance. Hope see you next year.

本題に入る前にフリンジについて少しだけ説明しておきたいと思います。

フリンジの始まりは、こんなに大きなものではありませんでした。大きなフェスティバルに出演できないアーティストたちが劇場の周りやや公共施設でパフォーマンスなどをしたのが今のこのフリンジの元祖と言われています。

今、世界で最も大きなフリンジはスコットランドのエジンバラ・フリンジ。最近はコメディアンの出演も非常に多いのだとか。そしてその次2番目に大きいのが、実はこのアデレード・フリンジなのです。それゆえにはるか遠くのヨーロッパからも多くの芸人がこのアデレードにやってくるのです。

その本場であるスコットランドそしてイギリス・アイルランドから集まったコメディアンたちによるミステリーバスツァーに今回はお邪魔してきました。ガイドもコメディアンですが、他の芸人そしてスタッフはすべて一般客に交じっているので私には誰が出演者なのか全くわかりません。それが私にとってはすでにミステリー(笑) そしてツァーでの車内は必ず二人組で座ることらしいです。

大型バス2台でお昼にアデレード市内を出発、夕方6時に戻るまで私たちは何処に行くのかまったく知らされていません。まだお酒も入っていないのに参加者たちはかなりテンション高めです。それもそのはず1/3の方が去年のリピーターだとか。ちなみにツァーの値段は55豪ドル(バス代と鑑賞代のみ含む、飲食費は別途実費)

↓大型バス二台は満席でした↓

最初に止まったところは市内から30分ほどのところにあるスターリングへ。ここでもフリンジで毎日パフォーマンスが芸を披露しています。ワインを片手にという方がほとんどでした。一般客に交じって私たちバスツァーの参加者を前にコメディアンによる楽しいトークがスタート。私は派手に笑っている観客を見ているほうが芸よりも楽しかったのです。

↓最初のアクティビティ(スターリング・フリンジで突然ショーが行われました、右のメガネの男性がツァーリーダーです)↓/ The first activity in Stirling

コメディが終わるとまたバスで移動、次はお昼を兼ねてカフェでのコメディアンショー(ちなみにこのカフェはお酒も売っています)。 事前に注文をしておいたお昼をいただき(もちろんここでもお酒が。。)、全員が食べ終わった頃を見計らって今度は女性コメディアンの出演です。

↓ランチの後は外でショーをみます / The second stop for lunch at Uraidla bakery and comedy

バスに乗り込み、そして三か所目へと移動。こちらは本格的なワイナリー。目の前にはワイン畑が広がります。

↓世界でも有名なワインの産地アデレード、今回周ったアデレードヒルズにはこんな風景が広がります / Adelaide hills winery↓

日曜日とあって一般客もワインを楽しんでいました。ツァー客はお酒が入っているので皆さんが既に友達のような感じになってます。

↓一般客、親子三世代でワインを楽しんでいるのだとか、とても楽しそうでした / Every people enjoyed with wine)

↓ワインセラーで皆さん三回目のお酒を楽しんでいます↓

↓友達で参加していた皆さん、とても楽しそうでした↓

↓ワインを楽しんだ後は、部屋に移りコメディアンによるツァー客参加型ゲームです。かなりみんな積極的。(前列はコメディアンです)/ Time to the game. THIS IS YOUR TRIAL

そして最後の経由地へと移動します。おもちゃのカーレース場へ(お酒を飲みたい人は隣のバーへどうぞというアドバイスもありました)。

↓カーレース中、皆さん童心に戻って楽しまれていました / The last sop Slot car racing↓

本気になってレースをしている人もいました(笑)これで楽しんだ後、やはり本場スコットランドから来たコメディアンの登場です(それまでに色々と話をした男性が実はスコットランドでは有名な芸人さんだったということをここで知りました)。ここでは遊びに来ていた小学生もコメディを聞くことに。

こんな感じで今回のバスツァーが終了、市内へと戻ったのは予定時刻から大幅に外れて夜7時でした。そのあとは気の合った人たちでまたバーへと繰り出していきました。

今回のこのバスツァーではアデレードフリンジにヨーロッパからの芸人たちが何故多いのかがわかりました。またただのコメディツァーと言っても楽しみが増えたのは経由地では必ず何かアクティビティがありそしてお酒が入ったこと。

人と人を繋げたバスツァーとなりました。

まだまだフリンジでは楽しいイベントが盛りだくさん、世界中のパフォーマンスを見にアデレードに是非。フリンジサイト(英文)を要チェック!

(txt & photo Asami Sakura)

イベント主催者のご要望により短い英文も掲載してあります、ご了承ください

なお写真はイベントスタッフ/ご本人から掲載許可済 All photos are permitted by them

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