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児島は干拓により広がりました。
そのため、土地には塩分が多く米作りに適していませんでした。
そこで塩分に強い綿花が栽培され
それが児島の織物産業の礎となっています。
織物や縫製の技術は足袋、学生服、作業着へと広がり
昭和初期には日本の学生服の7割を
児島産が占めていたといいます。
今回は日本被服株式会社の敷地内にある
児島の学生服の歩み・変遷を展示した
『児島学生服資料館』をご紹介しましょう。
中に入ると戦前のホーロー看板や学生服
レトロな雰囲気のランドセルが並びます。
そうそう、他県の方が岡山に引っ越してきて驚かれるのが
小学生も学生服を着ていることです。
岡山で生まれ育った者には当たり前のことなんですが
日本のほとんどの小学校に制服が無いということは
岡山県民にとっては「驚き」です。
昔はこんなランドセルを使っていたんですね。
学生服も素材も色も今とは違うみたいでした。
昭和レトロなホーロー看板の数々が並び
思わず見入ってしまいます。
アイドルの販促用ポスターや幟旗が並びます。
このあたりになると
「懐かしい~。」と思われる方も多いのでは?
セーラー服を着た百恵ちゃんが憧れのお姉さんでした。
聖子ちゃんカットも流行りました。
こんな展示もあります。
短ラン、ボンタン、不良の御用達の変形学生服。
長ランの裏に昇り龍の刺繍をしたものとか
着ている子がいましたっけ~。
2階へ上がるとずら~っと制服が並んでいます。
セーラー服、詰襟、ブレザー、ベストと
これらの学生服はサイズも色々とあり
自由に試着ができるのです!
学校の教室のようなコーナーも用意されています。
お顔が写るので写真は遠慮しましたが
ここで先客さん達が写真撮影していました。
遠方からも「同窓会で青春時代のの思い出を振り返ろう」と
年配の団体さん達が訪れるそうです。
あなたも学生服やセーラー服を試着して
若き日の甘く切ない思い出を振り返って見ませんか?
小さな目立たない資料館ながら人気のスポットです。
敷地内の児島特銘館では
なんと学生服のアウトレット商品もありますよ!
お土産にいかがでしょう~?
倉敷市児島下の町5丁目5-3
TEL0120-144129 (フリーダイヤル)
開館時間10:00~17:00
定休日年末年始(不定休)※要問い合わせ
駐車場無料、10台
ホームページ http://www.nipponhifuku.jp/company/museum/index.html