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ミュニメトロカストロ駅下車 1ブロック歩けば18TH STとCastro STの交差点。
バンク・オブ・アメリカ(Bank Of America )通称バンカメのATM前にあるレインボーデコレーションのクリスマスツリーがある。
サンフランシスコで唯一のレインボー交差点の場所。 この交差点は、"LGBT関係のニュース" 事件があった、法律が変わった、嬉しい出来事、悲しい出来事があった時に集結する場所だ。 著名なLGBT活動家が亡くなった時などもここで追悼集会となる。
この一角に何故か行列ができるチャイニーズレストランがある。 中華のイメージがないエリアなんだけど、結構混んでる 『ママジィーズ(Mama Ji's)』 お客さんは、ココらに住んでる人達みたいなんで、ゲイカップル(♂♂・♀♀)とか、二人のパパにベビーカーの赤ちゃん、ママ二人に子供達とかの家族連れは、パパ・ママ・子供の家族の人にはちょっとハッ!?とする瞬間かもね。 そして肌の色の違う親子での食事もまた在りな風景だ。
店内の天井は高く、満席でもゆったりした空気が流れてる。 カストロ地区は60年代頃の建物が多く残ってるエリアで、ビクトリアンスタイルの家もそこかしこにある。
アメリカン中華の代表的なスープの 『ホット&サワースープ(酸辣湯麺のスープのみみたいなの)』 2~3人でシェアできるサイズで$8.50
小籠包のシーフード版みたいなシュウマイは、熱くて美味しかったけど、$6.50はやや強気な値段か? 『飲茶(Dim Sam)』$6.50〜$8.95もやってるよ。
『バンバンチキン(Bang Bang Chicken)$8.95』 棒棒鶏かと思ったらちょっと思ったものと違っていた。 ご飯がすすめしっかりとした味付けで、白飯($1.75)を頼んじゃった。
『きゅうりのサラダ(Spicy Cucamber Salada$5.95)』は、ピリ辛で美味しかったが、取り立ててココじゃなければという一品でもない。と言いつつも箸は動き続けた。
ごく普通にチャイニーズの定食屋さんだったが、
『ファーンヌードル(Fern Noodle$12.95)』
"ファーン(Fern)"って、シダ類の事。 実は、この麺初めて見た食べた。
シダ(羊歯)は、世界中に1万2千種類あって鑑賞用でよく見る。 そんなに太陽が必要でもないのでいろんな場所で育てられる観葉植物だね。 食べられるシダ類といえばゼンマイ、コゴミ、スギナ(土筆)ワラビetc. 日本でしか食べていないのかと思えば、北米先住民はワラビの根っこの皮を剥いで柔らかい部分を食べてたり、ニュージーランド・マオリ族の食料だったり、北欧の方ではビールを作る際のホップの代用品としても使われることもあるようだね。 そー言えばニュージーランドのロゴ "シルバーファーン" は誰でも知ってる有名なデザイン。
そして、ワラビの根っこ(地下茎)には "デンプン" が沢山含まれている。 穿った根っこを臼で挽いて粉にしてできたのが "ワラビ粉" そうワラビ餅の原料だ。 ただワラビ粉自体は超高級なので大概ワラビ餅は別の種類のデンプン(タピオカ、葛etc.)を混ぜて作るようだ。 ワラビ粉を麺状にすれば "ワラビ麺" 豆系の粉を混ぜる事があるけど、ファーンヌードル(Fern Noodle)ができる。 ワラビ粉自体の色は黒っぽいので麺も黒っぽい。
なぁ〜るほど感たっぷりの麺だった。 冷麺だったので、とりあえず具を絡めて食べてみた食感はチュルチュルっとした何となく糸こんにゃくみたいな感じ。 と次の瞬間スゥ〜〜っとしてきておでこから汗がにじみ出てきた。 山椒がたっぷり効いてそれはそれはホットな冷麺だった。 がこれはクセになる爽やかな辛さで暑い日にも対応、冬の風が冷たい夜に出会ったファーンヌードル山椒のおかげで身体ポカポカになった。 ちょっと珍しい麺料理、これ食べに来る価値あるかも、カストロ散策ついでにトライしてみてね ;^ ^;
【MaMa Ji's】
住所:4416 18TH ST San Francisco, CA 94114
電話番号:415-626-4416
営業日時:毎日11:30〜14:30 (土日10:30〜) 17:30〜21:30
URL:http://www.mamajissf.com
*これだけウンチク語って"ファーンさんのヌードル" だったらどうしようと思わずシェフ・オーナーの名前を確認してしまった…