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テニスの4大メジャー大会の1つ、全米オープンを優勝した大坂なおみが10月6日から10月14日まで銅羅湾(Causeway Bay)にあるビクトリアパークで開催される「香港テニスオープンテニス2018」に参加します。(写真提供:The Fox Creation)
彼女がセリーナ・ウィリアムスと対戦した全米オープンを中継で見たり、ニュースを見て、いろいろ物議をかもした決勝戦になったことは残念ですが、主導権は大坂が明らかに握っていたので、セリ―ナ・ウィリアムスが抗議しなくても勝った試合だったと思います。
筆者は2002年から香港で開催されてきたテニス大会をかなり取材して来ました。ヴィーナス・ウィリアムス、ジェニファー・カプリアティといったグランドスラムを制覇した選手やジュニアからシニアに上がったばかりのまだ少女だったマリア・シャラポアなども来港していますが、今回の大坂なおみの参戦は日本人にとっては別格です。参戦する事は前から決まっていまして、大坂なおみが全米を制して香港に来ることは香港のテニス協会の人もテニスファンも想定していなかったと思うので嬉しい誤算でしょう。
香港での大会は、ビクトリアパークで開催されるのですが、会場は非常にコンパクトなので移動は楽ですし、例年、メインのコートの外側にはテニスを楽しんでもらおうというブースが設置されます。昔は、女子大会は正月ごろにやっていたので結構、寒かったのですが、10月上旬であれば、気温的にはある意味香港のベストシーズンなので快適に観戦できると思います。また、試合観戦後も銅鑼湾でショッピングや食事を楽しむ事も可能です。参加選手もエレナ・オスタペンコ、エリナ・スビトリナらが参戦しますが、順当にいけば大坂を含め3人のうち2人が決勝に進むと思うので、どの試合を見ても世界トップクラスのテニスを観戦する事が出来るでしょう。
チケットですが、ゴールドチケットは10月6~8日の最初の3日間は無料で、9日の1回戦220ドル、10日の2回戦300ドル、11日の同じく2回戦380ドル、12日の準々決勝は480ドル、13日の準決勝は680ドル、14日の決勝は880ドルと値段が徐々に上がっていきます。もう1つのシルバーチケットも最初の3日間は無料ですが、9日からは160ドル、220ドル、290ドル、380ドル、540ドル、690ドルと日を追うごとに上がっていきます。購入するには「購票通(Cityline)」「通利琴行(Tom Lee)」の窓口か電話(+852 2111 5333)、シティラインのインターネットで扱うほか、試合会場入口でも販売される予定です。
★大坂なおみは香港テニスオープンを欠場することが10月7日、主催者から発表されました。先日の中国オープンで傷めた背中の痛みを悪化させないためだそうです。試合は残念ながら欠場しますが、香港には訪れるようで、ファンとの交流の機会を設ける考えのようです。