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クリーンヒットしたレストラン 『ペレニアル(The Perennal)』
場所は、シビックセンターエリア。 ドルビー(Dolby Laboratories INC)の本社と ツイッター(Twitter)の本社の間の9番通り(9TH ST)にグランドピアノのオブジェが印象的なビル。 通りに面してガラス張りになっていて、人の流れ車の流れが見え、シリコンバレーに社員を運ぶシャトルバス、通称 "テックバス(Tech Bus)" の発着所も目の前。
2009年ツイッター(Twitter)が移転してきたおかげでこの10年間で激変した場所の一つだ。
かなり広い店内で、白木のテーブルが無機質的な空間を温めてくれてるようだ。 メチャクチャ丸見えのオープンキッチンにシェフが三人、後にアシスタントも加わる。 とにかく綺麗に整理整頓清潔さ溢れるキッチンからの料理は期待できそうと思った。
<<食いしん坊的頼み方>>
アラカルトで頼んでも勿論いいけど、
① 3コース$52+ブレッド
② 4コース$62+ブレッド
このコースを頼まない手はない。
メニューの中からどれでも食べたいものを3つ選べるからだ。
アペタイザー+メイン+デザートが普通に考えるコースだけど、デザートの代わりにアペタイザー2品頼んでもOKだ^ ^
んで、二人できたので、メインをそれぞれ、デザートは一つ、アペタイザーを3品頼んだんだよね。 本来なら5ドルのブレッドもついてるので、「この値段、ほんまにサンフランシスコかいな!?」という出血大奉仕価格のレストランだ。 『Roasted Turnips($13)』 『Cabbage($13)』 キャベツなんて貧相な感じと思いきや柔らかい葉っぱに砕いたナッツやベリー系の食感がいい、焼いた蕪が出てくるのかと思えばそこにお出汁を含ませて日本人的には懐かしい。 "ダシ・DASHI" は既に料理の基本になってる。
『Brassias($14)』 のピュレはほのかにピリッと、何だろうこの酸味は?といろんな想像をしながらつついてみると下からマッシュルームがたっぷり出てきた。 水菜の緑とオレンジがまた鮮やかな色の一皿だった。
魚の皮好きですか? もしちょっと苦手と思ってる人でも試しに食べてみて! 身の柔らかさとパリっと煎餅みたいな皮がたまらない。 アメリカ人は皮を食べないので皮のない魚料理が多い中、天晴れとしか言えない。 サーモンより脂が軽く身が繊細な『トラウト(Mt Lassen Trout$26)』 なんだ鱒かよ〜と侮るなかれ、上品で美味い。
意外に焼き方が難しいポークだ。 ウエルダンが当たり前の食材だけどほんのりピンクのレア気味に仕上げてあって産地の自信がうかがえる、肉汁が甘い。 『Klingman Farm Pork($29)』
さて、デザートは『Chesnut Amazake($11)』
ここまでかなりお腹いっぱいだったので二人で一個のデザートで十分だった。 何も言わなくてもスプーン2個出てきた。 これだけの料理で一人52ドル、料理はどれも美味しく器も白木のテーブルに合わせ陶器を使いプレゼンテーションも美しい。
果たしてここは絶対お勧め!のレストランになった、是非行ってみて。
掲載されているだろうとミシュランガイド見てみたら未だ載ってなかった。
ビブグルマン(ミシュラン調査員お勧め)は "当確" かも ^ ^
コース料理で3桁(100ドル)当たり前なサンフランシスコ・ベイエリアにも関わらず、食べる人がお財布を気にせずクオリティーの高い料理を安心して楽しめる場所だ。 Perennal(永続する・長続きする)ここは、名前の通り長く続いてほしい貴重な一軒だ。
【The Perennial】
住所:59 Ninth ST San Francisco, CA 94103
電話番号:415-500-7788
営業日時:火〜土 バー4pm〜、ハッピーアワー4〜6pm ダイニング5:30pm〜
休業日:日・月
URL:http://www.theperennialsf.com