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長澤まさみ主演。香港が舞台の映画『コンフィデンスマン JP』

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2019年5月12日
公開日
2019年5月12日
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2018年4月期にフジテレビ系列で放送された長澤まさみ主演のコメディドラマ『コンフィデスマン JP』。この映画版が5月17日から全国東宝系にて公開されますが、その舞台はなんと香港です。(写真提供:2019「コンフィデンスマンJP the movie」製作委員会)

あらすじですが、華麗に大胆に悪人を騙し続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)の、ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)。次なる"オサカナ"(=ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから「氷姫」という異名を持つラン・リウ(竹内結子)。彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、一行は香港へ。ランに取り入ろうと様々な策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦する。そんな中、天才詐欺師ジェシー(三浦春馬)が現れ、同じくランを狙っていることがわかる。そして、以前ダー子たちに騙され恨みを持つ日本のヤクザ・赤星(江口洋介)の影もちらつき始め、事態は予測不可能な展開に。騙し騙されの三つ巴の戦いが始まった。

コメディのせいか主演の3人の演技も"振り切れた"ように徹底しているので、面白く、気軽に見られる映画になっています。かつコンゲーム映画というストーリーが二転三転するので、エンディングはもう…。

香港が舞台ということで、北角(North Point)の春秧街(Chun Yeung Street)、廟街(Temple Street)、珍宝海鮮舫(Jumbo Floating Restaurant)、鯉魚門(Lei Yue Mun)、沙田競馬場(Sha Tin Racecourse)など香港好きなら「あ~っ」と言ってしまいそうな場所がたくさん出て来ます。これらを10日ほどのロケでやったと言いますから、感心してしましました。広報の人に話を聞くと「美術さんが頑張ってくれまして、香港っぽく作っているのもあります」とのことでした。もしどこかのシーンが香港ぽく見えても、実はそれがセットだったとしたら、美術さんも素晴らしき技術を持つコンフィデンスマンといったところでしょうか。

香港での上映はまだ決まっていないそうですが、香港で1年間に上映される日本映画の数を考えると、いずれ間違いなく上映されるでしょう。日本にいる人も、香港に住んでいる日本人も、両方が香港を堪能できる映画になっています。

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