• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

あの歌で有名な港町スカボロー!「カフェ55」はお勧めです

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2019年5月22日
公開日
2019年5月22日
AD

北ヨークシャー州にある海辺の街、スカボロー。その街の名前で「スカボロー・フェア」という歌を連想する人は多いことでしょう。中世からのイギリス伝承民謡ですが、特にサイモン&ガーファンクル版が有名。「パセリ、セージ、ローズマリー、&ターイム・・・」という掛け合いの歌詞がなんとも不思議な、あの歌です♪

古い伝承民謡だから色んなバージョンや解釈がある中、亡くなった騎士の死霊に「スカボローの市へ行くなら恋人に伝えて欲しい事がある」と言い寄られた旅人が、霊に取りつかれないよう「くわばらくわばら」的に厄除けとして「パセリ、セージ・・・」とハーブ(薬草)の名を唱えたっていう説があります。

フェアーというのは、市(マーケット)のこと。歌の背景となる中世のころは8月から9月にかけて45日間ほど、大規模な交易市が催されていました。そんな歴史がある街並みでは、中世の面影をところどころに残しています。

私も以前から行ってみたかった海辺の街スカボローへ、娘&孫といっしょに行ってきました。

私にとっては初めてのスカボロー観光が目的ですが、1歳8か月の孫にとっては波打ち際でパシャパシャ遊ぶのがメイン。笑 1時間ほど寄せては引く波に合わせて、海辺を走り回りましたよ!

そのうちお腹が空いてきたのでランチ。海岸沿いにも色んなお店が並んでますが、娘のおススメは商店街の一角にあるこのお店。何故ならば海岸沿いのお店ほど混んでいないのに、高台にあって見晴らし良好だから。

ね、良い眺めでしょう?私たちは窓際のテーブルに座ったので、先ほどまで遊んでいた海岸(とカモメw)がよく見えました。

2017年にはイギリスでパイの味を競う賞で、ステーキのエール(ビールの一種)煮込みのパイと、チキンとポロネギとベーコンのパイで銅賞になった!と黒板に書かれています。でも海辺に来たからには、やっぱり私は魚の気分。

そこでイギリス名物、フィッシュ&チップス。このお店では地元で捕れた新鮮な魚を使っているのも自慢で、確かに美味しい魚(タラ)でした!

付け合わせのチップス(ポテトフライ)も、マシーピーズ(日本のうぐいす豆に似た食感・でも甘くない)も、ボリュームたっぷり。チップスには「サーソンズ」というブランドのモルト酢と、塩をかけて食べるのがイギリス流です。

ちなみに「サーソンズ」は1794年創業。225年の歴史を誇る老舗ブランドですが、2012年からは日本企業傘下。これもイギリス旅行のトリビアとして憶えておくと面白いかも!?

ハイチェアーや幼児用の食器も揃っていてチャイルド・フレンドリーなのは、幼児連れには有難いポイント。

私たちはお昼どきだったのでランチしましたが、コーヒーなど飲み物だけの利用もOKです。

名曲に歌われたスカボローに、一度いらしてみて下さいね!

カフェ55(Cafe55)

住所:49-55 Eastborough, Scarborough, Yorkshire YO11 1NH

Tel:01723 365 921

トップへ戻る

TOP