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イタリア人アーティスト ミケランジェロ・ピストレットがブエノスアイレスビエンナーレスール参加

相川 知子

相川 知子

アルゼンチン特派員

更新日
2019年6月23日
公開日
2019年6月23日
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ビエンナーレスールの会場となったイタリア大使館大使公邸のお庭はカラフルな8枚の扉がありました。

入った瞬間、あ!このアルテ・ポーベラ Arte Poveraの代表芸術家イタリア人アーティスト ミケランジェロ・ピストレットさんはこの方だとわかりました。

早速 平和の折り鶴をプレゼント。イタリアらしくみどりで用意しておりましたら、いいお顔をしていただきました。

それぞれ八か国語で

「違うことを愛する」と書かれ、そしてその横に枠が。。。さらに反対側はガラスになっていました。一体これは何を意味するのだろう。

日本語でもありました。

セルフィーをするためじゃない?と写真を撮ってみました。

これが

Circuito Pistoletto ピストレットサーキット、これからブエノスアイレス市内のあちこちにインスタレーション作品が置かれるサーキットの始まりですが、実はこのインスタレーションの最後の仕上げは

突然始まりました。"Il tondo delle otto porte / La ronda de las ocho puertas"8枚の扉の輪

の中に入り、

にやっと私のカメラに向かって笑われたような気がします。

やっちゃいました。

Giuseppe Manzo ジュセップ・マンソ大使と Michelangelo Pistoletto ミケランジェロ・ピストレットが並びいきなり、金槌でガラスをたたき割ったのです。

あっという間の出来事で、たたき割られたガラスはそのままに拍手がひびき、大使公邸内でのフォーマルな式典が始まりました

なお、今回の全体的なテーマとして"Ingenio italiano"イタリアの才というテーマ、これにピッタリなピストレットの作品の完成の瞬間を見てしまいました。

これはアルテ・ポーベラ Arte Poveraという 誰でも使える簡単な材料から作品を作り出す1960年代に始まったムーブメントは、このイタリア大使館の後、レコレータ地区の装飾美術館 Museo Nacional de Arte Decorativo そして、国立美術館 Museo Nacional de Bellas Artes, プエルトマデロ地区の移民ホテルHotel de de la Inmigración、そしてボカのキンケラ・マルティン博物館Museo Benito Quinquela Martin (24日午前11時の予定)につながっていきます。

ビエンナーレスールのプログラムはこちらから

https://bienalsur.org/es/today/34

スケジュールです。

https://bienalsur.org/es/agenda

ミケランジェロ・ピストレットMichelangelo Pistoletto は、現代イタリア アートの第一人者です。

「高松宮殿下記念世界文化賞」を2013年受賞されていることが下のページでわかりましたので、詳しいプロフィールを参照してください。

http://www.praemiumimperiale.org/ja/laureate/laureates/pistoletto

豊田美術館 には Venere degli Stracci 《ぼろきれのビーナス》(1967年の作品)

があります。

https://www.museum.toyota.aichi.jp/collection/michelangelo-pistoletto

世界観を説明されているビデオ

なかなか楽しいインスタレーションで、写真を撮っていると自分が写り込むんです。。。。

中国語

こちらはスペイン語ですね。

もちろんイタリア語もありました。

さて、最後にいろいろインタビューに答えられていましたが、

ご一緒に取っていただきました。もちろん日本の扉の前ですね!

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