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自然環境が大きく左右するレース、まもなく開催

さくら 麻美

さくら 麻美

オーストラリア特派員

更新日
2019年8月28日
公開日
2019年8月28日
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こんにちわ。オーストラリア大陸からアデレード特派員のさくら麻美です。台風がなく比較的温暖な気候の南オーストラリア州、この冬は比較的暖冬傾向にあって霜が降りるような寒さはあまりありません。そして例年ではありますが、雨の少その日が続いています。

自然環境の変化と言われている温暖化。オーストラリアでは、その温暖化を何とか食い止めようと自然を最大限に生かしたイベントが各所で行われています。

その中の一つのイベントでは、こんな車が走ります↓

この写真は ワールドソーラーチャレンジ2017(World Solar Challenge)の一コマ。

二年に一度のイベントで、今年は10月13~20日の開催予定です。

↓前回2017年アデレード市内ゴール地点↓

ちなみにこの車のボディーに乗っているのはソーラーパネルです!

そうなんです、ソーラーカーのレースなんです。参加するすべての車がソーラーパネルを積んでいます。

2019年15回目となる今年のこのレースは世界24か国から53チームがエントリー。

このレースでびっくりするのはソーラーカーのレースということだけではありません!

↓この日はソーラーカーも一般車と一緒に公道を走ります↓

スタート地点は、オーストラリア大陸の北ダーウィンという都市で、ゴール地点はここアデレード。

言葉で書くのは簡単ですが、距離にして約3,000km。

世界で一番大きなソーラーカーレースというのも頷けます。

ところが、ソーラーパネルには大きな一つ問題があります。ご存知ですか?

↓レース終了後の車の展示場↓

ソーラーパネルに電気を貯めるのに、必要なのは太陽光。

そうです、お天気に左右されるレースということなんです。

2017年には、オーストラリア大陸内部では悪天候で

蓄電ができなかった車が続出、しかもドライバーやスタッフは悪天候の中での野宿。

順位を争うというよりも、ゴールまでたどり着くということが一つのゴールなのです。

今年の日本の出場は4チーム

以下の通りです

Tokai challenger (東海大学)Musoushin(工学院大学)Horizon Ace(名古屋工業大学)

KUTE EAGLE(呉港高校)

ソーラーカーがきっかけに人々の自然への関心が高まることが期待されるレースです。

アデレードでのゴールする車の声援しませんか?

(取材協力:World Solar Challenge official2017)(txt&photo : Asami Sakura)

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