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焼き鳥一番耳なし芳一 食べ歩いた末の賜物

美丸(Mimaru)

美丸(Mimaru)

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2019年10月17日
公開日
2019年10月17日
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ワインの産地で有名なナパのダウンタウンにある『MIMINASHI(耳なし芳一)』 入り口のドアは着物などの絞りの様なデザインでそこが何屋さんなのか全く分からない。 ワインの産地でカリフォルニア料理やイタリア系、ステーキハウスなどが立ち並ぶ界隈にミシュラン1星*『KENZO』 とカジュアルに和食を楽しみたいのがMIMINASHIだ。

特等席はわずか6席のここでしょ。

焼き物をしている様子が最もよく見える場所で、出てき上がる様子を見る事ができる。

焼き物から出る煙で黒くなってしまった以外はとにかく美しいくらい磨き込まれていて料理人の料理に対する姿勢がうかがえる。

"お通し(アミューズ)"

お芋さんのポタージュ風上のムースと一緒に、これで食欲湧いてキタ〜。

実は、以前ランチに来てしまって(事前に調べろ!と思った)焼き鳥三昧できなかったので、

今宵こそはと焼き鳥・焼き物だけを頼んだ。

『ウイッシュボーン(Uーisshubon/Wishbone)8ドル』

日本ではあまりない焼き鳥こちらでも珍しい。 鶏肉(七面鳥)の鎖骨部分のU字型の細い骨、一羽から一つしかない骨で、欧米ではこの骨の両端も引っ張って割って長い方が勝ち、この骨を使って占い、うまく加工してお守りにしたりする。 またクリスマスの時七面鳥の骨を見つけた未婚の女性は家の玄関に置いておいてその年その家にやってきた独身男性と結ばれるとか、幸運を呼ぶ骨と言われてる。

軽く生姜の風味が清々しい『ツクネ(8ドル)』 食べ応えは十分ある。

タレは若干甘めなのは、きっとアメリカ人は比較的タレは甘めを好むためだと思う。

『舞茸(5ドル)』は、きのこが好きなら是非オススメだ。 舞茸自体の香りは柔らかなものだけど、鼻腔をくすぐるように頭の中まで舞い踊ってしまうくらい香り豊か、焼き具合も絶妙で食感がたまらない。 もう一回頼んでもいいくらいだった。 ふとカウンターの隣席を見ると「でしょ〜〜☆」と言わんばかりの微笑みだった。

思わずいいね!

他には『ハツモト・カワ・ハツ・ボンジリ・ヤゲンナンコツ(各2本8ドル)』

『手羽先(8ドル)』が最後に登場これで10種類め。

これにアサヒスーパードライ樽生(7ドル)を飲んじゃって完全に日本。

〆は、『スパイシー味噌パイタンラーメン(19ドル)』

ナパであってナパじゃない様な食事体験。 場所が思わねとこだけど、内容は素晴らしい。聞けばベイエリアの居酒屋系はほとんど食べに行っていた。 そして日本にも食べ歩きに行ってるという(冬に新潟らしいっす)

もし、ナパに数日間滞在という旅ならば、洋食に疲れてきたら、ここは是非覚えておくといい。 焼き鳥だけ食べにナパに行くというと何故?!となるが、ここはそれだけの価値あるわ。

焼き鳥一番耳なし芳一 日米食べ歩きの賜物だ! 脱帽

【MIMINASHI(耳なし芳一)】

住所;821 Coombs ST Napa, CA 94559

電話番号:707-254-9464

営業時間:月〜土17:30〜22:00(金土〜23:00)日17:00〜21:30

WEB:https://www.miminashi.com

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