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アデレードの池にタイの灯篭がそよ風に流されていた

さくら 麻美

さくら 麻美

オーストラリア特派員

更新日
2019年12月1日
公開日
2019年12月1日
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ハロー、南オーストラリアから 麻美です。

この数年続いていた猛暑が今年は続かず、40℃近くなったのは二日くらい。真夏がまだ見えてこない南オーストラリアです。

とはいうものの夏のイベント・フェスティバルは、すでにあちらこちらでスタートしています。

その中のひとつが ローイ・クラトン(LoyKraThong)フェスティバル。

名前を聞くと、オーストラリアのものではないらしい。

そうなんです、これはタイのお祭り。元々、本国では農業の収穫に感謝して水の神に祈りを捧げていました。また、現世での贖罪をするために自らを清めるという意味のあるお祭りだそうです。

陰暦12月の満月の夜(通常は毎年11月)に行われるのだとか。ここアデレードでも同月に行われました。

↓会場ではたくさんのタイファミリーやカップルがお祭りを楽しんでいました↓

フェスティバルの名前のロイは、浮かぶという意味、そしてクラトンとは、葉っぱでできた小さな器のような意味。

会場には、公園近くの池のほとりに流すための灯篭が用意されています。

●なぜ、このアデレードでタイのお祭り?●

現在、南オーストラリアには約3000人ほどのタイ人が永住しています。

オーストラリア国税調査によると、この数は南オーストラリア州の人口の約2%ほど(ちなみに日本人は約1700人ほどが永住)。

全体で見るとその数は決して多くはないのですが、その国のフェスティバルとなると、その国の人たちが集まってきます。

タイのコミュニティーにとっては、なくてはならないお祭りなのですね!

↓池にはハンドメイドの灯篭がそよ風に流されています↓

↓普段、タイレストランでも見ないローカルなタイ料理がうれしいです↓

↓後半になると、ミュージシャンによるタイミュージックで会場は盛り上がります。

普段なかなか見ることのできないタイのコミュニティーやカルチャーを見ることのできるフェスティバルでした。

(取材協力:ローイ・クラトンフェスティバル事務局 txt&photo Asami Sakura)

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