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皆さん、
クリスマスはいかがお過ごしですか?
ここは、ノブヒルにあるフェアモントホテルロビー
伝統的なクリスマスのデコレーションで地元のみならず観光客でごった返して、
有名な『ジンジャーブレッドハウス』を潜るための行列もできてた。
伝統的にアメリカでは感謝祭とクリスマスにはターキー(七面鳥)を食べる習慣があるが、クリスマスはなからずしもこだわっていないようだ。 スーパーで冷凍のターキーを見ないわけでもないが、ことサンフランシスコ・ベイエリアはちょうど "ダンジネスクラブ(Dungeness Crab)" の季節でもあり今年は鯨の回遊コースがいつもより猟場に近いため解禁時期がおくれ12月に入って解禁となった。 今がサンフランシスコ近海物シーズンの始まりなのだ。
クリスマス用にダンジネスクラブを買った。 驚いたのが、冷凍蟹が値段が高くて茹でただけの蟹の方が安い。 "Wild Crab($8.99/lb)"と"Fresh Wild Crab($5.99/lb)"この表示でどこが違うのか聞いてみたらFreshと表示されていなければ冷凍と言うことのだそうだ(蟹を買う時の参考に)
一匹2lb(1キロ弱)の蟹が12ドル弱、晴れのご馳走にしては安くあがった。
でも手作りの一品を作ろうと考えたのがスープ。
アサリのスープ 『クラムチャウダー(Clam Chowder)』 に挑戦した!
クラムチャウダーの材料は料理レシピサイトをいくつかみて、
アサリ以外に玉ねぎ・人参・じゃがいも・ベーコン・牛乳 冷蔵庫にあるカレーの材料で賄えそうだ。 玉ねぎはちょっとしかなかったのでトレーダージョーズでリーク(Leek)を買い足し、キノコも入れるといいあって残りの椎茸と冷凍アンズ茸、冷蔵の端っこにあったエシャレット一片、タイム・ローリエ
年末の冷蔵庫野菜室の大掃除になった!
ほぼ1センチ角くらいに切って、
アサリは、砂抜きしてから水から上げて殻をきれいに洗って "ワイン(酒)蒸し" にするとプロっぽいこれで風味アップ間違いない。 蒸した時に出た汁は後でチャウダーの鍋に入れるので取っておく。 アサリが冷めたら量の2/3くらいを殻から外して殻付きは仕上げ用に別にしておこう。
ちょっと油をひいてベーコン・切った野菜を中火くらいで炒めていく…順番はあまり気にしなかった。
30分も炒めてると野菜がとろけて鍋の中飴色になってくる。
途中にさっきの貝の汁を足しながらのんびり炒めよう。
いよいよミルクを投入。 そして殻をとったアサリも入れ温める感じ。
沸騰させないようにゆるゆると…最後に味を整える。
クラムチャウダーの材料(目安と割合)
<必要な物>
*殻付きアサリ200g
*じゃがいも50g
*玉ねぎ40g
*ベーコン1枚
*人参20g
*牛乳200ml
<あればいい物>
セロリ
キノコ
ローリエ
ワイン・お酒(アサリを蒸す時)
パセリ・クラッカーとか
<調味料>
塩・こしょう適宜
オリーブオイル(炒め用でベーコンで代用可能)
↑できた完成↑
しかしクラムチャウダーとは何ぞや? と思って料理辞典で調べてみた。
クラムチャウダーとは二枚貝を具にしたチャウダーの事。
じゃチャウダーとは何ぞや?
それは、アメリカのスープの一種でシーフード、じゃがいも、ベーコン、クリームを入れて煮込んだ具沢山スープの事だ。 例えば魚を入れたらフィッシュチャウダー、コーンを入れるとコーンチャウダーって言う。 チャウダーの語源については、食事をすると言う意味のスラングに "チャウ(chow)" 又は、フランス語の大鍋の意味の "ショーデール(chaudie´re)" といくつかの説がある。 アサリ(クラム)がポピュラーだけど "ホンビノスガイ(Quahog)" と言う二枚貝を使うのが本来でアサリは代用品だったようだ。
東海岸ニューイングランド辺りのフランス系漁師料理が発祥と言われているクラムチャウダー(フランス語大鍋説) 最初の頃のクラムチャウダーは清水仕立て(透明なスープ・潮汁?)で "ロードアイランド風クラムチャウダー" と言われてる。 これは今でも伝統的なホテル、レストランで提供されてるそうだ。 貝類の独特の風味に慣れていない人用にミルク(クリーム)を入れて貝の味を和らげたのがいつしかミルク入りが主流になっていった。 "マンハッタン風クラムチャウダー" は牛乳の代わりにトマトを使ったスタイルもあって暑い時期には冷製チャウダーもあるそーな。
なんでこんなにいろんなところでいろんなパターンがあるか? それは誰でも作れる簡単料理だからとあった。
難しそうにみえてすっごく簡単なクラムチャウダー、サンフランシスコの思い出レシピとして作ってみて!
これからもっと寒くなるし、使える一品ですぞ〜。