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新年あけましておめでとうございます!
すでに1月も中旬に差し掛かってしまい季節外れな感もありますが、今回の記事ではブルガリアの新年に祝い方についてご紹介したい思います。
ブルガリアには年末年始の休暇はない?!
ブルガリアでは新年よりもクリスマスに重きを置く習慣があります。
日本では12月29日〜1月3日にかけてほとんどの企業、役所などが休みになりますね。
けれどブルガリアではそういった年末年始の休暇はありません。
新年を祝うため1月1日はほとんどの会社がお休みですが、12月31日まで仕事をして、1月2日には仕事始めです。
ただし学校は冬休み期間中であり、働く人の中にはクリスマス休暇以降しばらく休みを取る人もいるため、年末年始の街は比較的静かで穏やか。
お店も1月1日を除いては基本的に通常通り空いていて、旅行や短期滞在の場合でもあまり不便を感じることはないでしょう。
ちなみにお正月飾りなども特にないためか、1月中旬を過ぎてもまだショッピングモールや町中ではクリスマスの飾りを見かけることも多々あります。
年越しは各地でパーティーが開かれる
ブルガリアでは年越しは厳かに行われるというより、お祭り騒ぎのような感覚。
そのため、ホテルやクラブなどで多くのNew year partyが開催されています。
多くのヨーロッパの国と同じように、新年になった瞬間には個人が行う打ち上げ花火や爆竹の音が鳴り響きます。
酔っ払った人も多く街に出ているため、年越しのタイミングでの外出は危険ともいわれています。
もし滞在中の方で大晦日の夜に外出される場合には十分注意してください。
子供にとっての楽しみ!日本と同じような◯◯◯の習慣がブルガリアにもある!?
日本のお正月、子供たちにとっての楽しみといえばお年玉。
実は日本から遠く離れたこのブルガリアでもそれににたような習慣があり、子供たちはお正月にお金やお菓子をもらうことができます!
けれど、ブルガリアではあることをしなければお年玉(お金やお菓子)はもらえません。
それにはこの写真にあるスルバチカと呼ばれる木で作られポップコーンや唐辛子で飾り付けられたスティックを使います。
子供たちはこのスルバチカを持って、年長者のところに行き、特別な詩(スルバチカスルバチカ・・・という呪文のようなもの)を唱えながらスルバチカで優しく背中を叩きます。
こうすることで相手の健康や幸せを祈るという儀式です。
この儀式全般をスルバカネと呼び、この儀式を行った後にお金やお菓子をもらうことができます。
昔は子供たちはグループになって、ハロウィンのように近所の家を回ってご近所の方々の背中を叩いて回ったようです。
残念ながら現在のソフィアでは、防犯上の理由でほかの家を回ることはあまりないとのことでしたが、各家庭では変わらずこの習慣が行われているそうです。
このスルバチカは手作りももちろんできますが、12月20日頃から町に少しずつスルバチカを売るお店が出始めます。
多くは駅や広場に出店を構えているので、もし見かけたら思い出に買ってみるのは如何でしょうか。
以上、ブルガリアの新年の祝い方についてご紹介しました。
今年もブルガリア(おもにソフィア)の観光情報や文化についてこのブログにてご紹介していく予定です。
みなさまどうぞよろしくお願いいたします。