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ネパール極西部カンチャンプル郡にあるスクラファンタ野生動物保護区。
ジャングルサファリはチトワンが有名ですが、旅行者も少なく、手付かずの自然が残るここもまた魅力的な場所です。
象に乗ってジャングルを周るアクティビティーが目玉のチトワンとは違い、ここではジープサファリが一般的。
野生のトラがみられる確率が非常に高いそうで、私が体験した3時間ほどのジープサファリの途中でも、今まさに同じ場所を通過したばかりのトラの足跡が見られました。
ジャングルの中をジープで駆け抜けていくと、広い草原に出ます。ネパールは山国として有名ですが、タライ地方には見渡す限りこんな平野が広がる場所もあるのです。
野生のシカやイノシシはもちろん、写真うまく納められませんでしたが、草原に群れるバラシンガジカやバイソンなども見られました。
ジャングル内にあるラニタール(湿地帯)。
湿地帯周辺では野生動物出没率も高く、展望台も設置されています。
ジャングルの中にはあちこちに蟻塚があり、蟻塚鑑賞好きの私としてはこれを見るだけでもワクワクします。
ちなみに、↑この蟻塚は小さい方。自然保護区や国立公園内だけに限らず、タライ地方をドライブしていると、公道のすぐわきの林の中にも人の背丈以上の蟻塚が普通ににょきにょき(という表現が合うかどうかはわかりませんが)存在して、とても楽しい!
チトワンやバルディア国立公園と違い、宿泊設備はほとんどありません。ネパール最西端のインド国境マヘンドラナガルにも近く、街道沿いに出ればいくつかホテルはありますが、ジャングル近くに泊まるなら、私が利用した「ジャングルコテージ」一軒のみとか。
設備的にはトレッキング中のシンプルなロッジか、カトマンズの安宿レベルですが、電気ガス付シャワーも一応あり(湯量は少なく快適には使えませんが)、こじんまりしていて雰囲気は良ところでした。
<訪れ方>
カトマンズからネパール極西部の「ダンガディ」まで国内線で飛び(約1時間)、そこから車でマヘンドラナガル国境方面へ約1時間ほど移動し、途中で幹線道路をそれ、現在利用されていないマヘンドラナガル空港を目指します。ジャングルコテージロッジはそこからすぐです。