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毎年1月下旬から2月上旬にかけて、ペルニク市にてクケリというイベントがあります。
クケリとは日本の東北地方に伝わるナマハゲに似た催し物で、少し怖い感じの動物の仮面をつけ体にファーをまとった人が鐘を鳴らしながら練り歩くという伝統行事です。
ペルニク市は首都ソフィアから車で約30分ほどの場所に位置しており、毎年このイベントを見るために、この時期ペルニク市を訪れる観光客も多くいます。
ただし今年はこのイベント(クケリ)を中止する可能性が高いという情報が入ってきました。
理由はペルニク市における深刻な水不足。
2020年はブルガリア全体で暖冬らしく、例年であれば11月下旬〜3月にかけて降っているはずの雪がほとんど降らない、雨も降らないという日が続いています。
そのためペルニク市では水不足が深刻化し、それに関するデモが連日続いているそうです。
昨日(27日)にはソフィア市内でもデモがあり、デモ隊と警察が衝突し逮捕者や怪我人が出たとのメールも日本大使館から届きました。
クケリを見に行く日本人はあまり多くないかと思いますが、ソフィアにいても不用意にデモ隊に近づくと巻き込まれる恐れもあるため、観光の際には十分にご注意ください。