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シビックセンター、マーケット通りに面してる『サムズ(SAMS)』
歴史的ホテルにも登録されてる、"ホテル・ウィットコム(Hotel Witcomb)"の反対側なので、宿泊客の朝ごはんで利用してる人もいるかもしれないし、泊まった人でも「そんなあったんだぁ」と知らなかったという人もある微妙な存在のイータリー。
ピークの時間ならカウンターに通されるががいいかと思うが、まぁ日曜日の朝8時前なんで、どこでもどうぞみたいに言われ、他にお客は一人だけだったのでボックス席に陣取った。
メニューを持ってくるのと同時に「飲み物は?」と聞いてきて、半ば暗黙の了解で「コーヒープリーズ」となるんです。これがある意味"イータリー(Eatery)" の頼み方で、メニューを開いて何にしようか?とかカプチーノとか、お勧めを聞く野暮な事はしちゃいけない。
"Eatery"は"食堂"日本だと真っ白な三角巾したお母さんがメニュー持ってきて…その世界なんです。お茶がメインのカフェ(Cafe)との違いですね。コーヒーはもちろんおかわり自由でコーヒーポットを持って回って「お代わりはどう?」と聞いてきます。ノーサンキューと言えばそれで済むが、ノーと言えない人(私)はこれでお腹いっぱいになっちゃって、コーヒーの利尿効果のおかげで午前中はしょっちゅう中座になっちゃうので困ったもんです。
多分平日の8時頃だとこのカウンターにはお一人様モーニングの人が座ってるんでしょうね。
一番奥のボックス席には、リー(Ed Lee)市長の写真があります。出勤する日はほとんどここで
朝ご飯を食べて他の市議さんと軽く談笑して出勤する、時には日に2回くる事もあったそう、市長の突然の訃報にはショックを隠しきれない表情でコメントしてました。
店の奥はスーパーバイザー市議、議長(現市長)さん達の朝の溜まり場だった。今でこそあまり集まらないみたいだけど、小柄な市長に比べ屈強なSPさん達の方が目立ってて店の用心棒みないな存在だったようです。
(シェフと言いたいですが食堂なので)クック(Cook)さんの腕前を知るのにいいのがエッグベネディクト(Egg Benedict)。それにしてもアメリカ人は"卵料理"だけはこだわります。スクランブルはいいですが、目玉焼きイージー(軽く)ミッディアム、オーバー(よく焼く)以外に片面だけ焼く、片面はよく焼いてもう一方は軽く焼くとか…たかが目玉焼きにその熱意は何!言うくらい彼らにとってはされどの目玉焼きなんですよね。
さて、ベネディクト夫人のリクエストだった説があるエッグベネディクトは、要するにポーチドエッグ"温泉卵"です。それをイングリッシュマフィンの上に乗っける、おっっとその間にカナディアンベーコンを挟んでね。オランディーズソース(Hollandaise Sauce)これは卵の黄身がベースのソース、バターも使われてるので温度が低いとバターは溶けず黄身は固まらず、高いとバターは溶けるが黄身は固まっちゃうて、どって事なさそうなソースなんですが、シェフ(料理人)の腕の見せどころな奥深いソースなんです。
半分に切って中身の黄身がトロ〜〜っととろける具合、サラッと流れる、流れず黄身がポロッと落ちるようではアウトなんです。サムズの黄身はやや硬めの流れ具合でした。コーヒーは4杯は飲んでしまったです。
これから春休み、サンフランシスコ・シビックセンター周辺にに滞在される方覚えておくといいですよ!
【SAMS American Eatery】
住所:1220 Market ST San Francisco, CA 94102
電話番号:415-626-8590
営業時間:月〜金7:00〜14:00・16:00〜21:00土日7:0021:00
URL:http://www.samssf.com