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皆さま、サワディーカー。
2020年2月29日、タイ気象庁は、公式に夏季に入ったことを宣言しました。5月中旬の雨期まで、タイでもっとも暑いシーズンの到来です。
今日は、タイ・バンコクでよく目にするようになったエスカレータ―についてご紹介します。日本では地域差はありますが、エスカレータ―を利用する場合、立ち止まる人は左側で歩く人は右側を使う「左立ち」が一般的だといわれています。大阪で大阪万博が開催された際、国際基準に合わせようと大阪を中心に関西の一部地域では、海外で主流の「右立ち」が一般的になったという説があるようですが、タイ・バンコクではどうなっているのでしょうか。
表示のないところもありますが、気をつけてみると、タイ・バンコクでは「右立ち」の表示があります。大阪出身以外の人には、馴染みがあまりないかもしれませんね。
ところが、実際に、タイ・バンコクでエスカレータ―を利用していると、右立ちがさほど浸透していないように感じられるのです。私自身、このことを認識したのは今年に入ってからで、意識するようになってから、エスカレータ―の右側に立っていると、すぐ目の前に立っているタイ人が、私の目の前のスペース(いわゆる右側)をあけてくれることがわりと多いのです。
そこにある表示に従えば、歩行者用には左側をあけることになりますが、右に立っていたので、右側をあけてくれたのでしょう。その時、私は前に立っている人を抜かしたかったわけではありませんが、「日本人っぽい人はエスカレータ―を歩く人」というイメージもあったのか、ルールよりもその場の状況を見て判断して、右側をあけてくれたのだと推測します。
人が多い時間帯や場所によっては、表示に従って行動する人のほうが多いかもしれませんが、厳密にどちらに立つべきか決まっていない気がしないでもない印象ですが、タイ・バンコクではエスカレータ―は右立ち、歩行者用には左側をあけておくというのがよさそうです。