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現在のところ世界各国に感染拡大が続いている新型コロナウイルスCOVID-19のため、イギリスでも最重要事項として各対策を講じています。
この記事を書いている2020年3月6日現在でイギリス国内での感染者数は116名、うち死亡者1名(イギリス人という意味ではもう1名ダイアモンド・プリンセス号に乗船していた男性が日本で死亡)。今後も増加するリスクを最小限に抑える努力の一環として、特定国および特定地域からイギリスへの渡航者に関する方針が取られています。
まず新型コロナウイルスの影響を大きく受けている国をカテゴリー1と2に分け、日本は今のところ2に分類。それぞれへの対応は以下の通りです。
(以下、在英国日本国大使館公式Webサイトの一部引用です)
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【カテゴリー1に属する国・地域】
2月19日以降,次の国・地域から入国した者は,特段の症状がなくとも,直ちに屋内に待機し,他人との接触を避け,国民保健サービス(NHS)専用ダイヤル111まで連絡すること。ただし,(1)中国の湖北省については過去14日間以内の入国とする。
(1)中国の湖北省
(2)イラン
(3)韓国の大邱市及び青道郡
(4)封じ込め対策中の北イタリアの諸地域(Lombardy州のCodogno, Castiglione d'Adda, Casalpusterlengo, Fombio, Maleo, Somaglia, Bertonico, Terranova dei Passerini, Castelgerundo, San Fiorano及びVeneto州のVo)
【カテゴリー2に属する国・地域】
過去14日以内に,次の国・地域から入国した者で,咳や熱,呼吸困難の症状が見られる場合には,直ちに屋内に待機し,他人との接触を避け,国民保健サービス(NHS)専用ダイヤル111まで連絡すること。ただし,北イタリア,ベトナム,カンボジア,ラオス及びミャンマーについては2月19日以降の入国とする。
(1)カンボジア
(2)カテゴリー1で指定の湖北省を除く中国
(3)香港
(4)カテゴリー1で指定の諸地域を除く北イタリア(ピサ,フィレンツェ,サンマリノを結んだ線より上側)
(5)日本
(6)ラオス
(7)マカオ
(8)マレーシア
(9)ミャンマー
(10)カテゴリー1で指定の大邱市と青道郡を除く韓国
(11)シンガポール
(12)台湾
(13)タイ
(14)ベトナム
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なお現在のところ、日本からの渡航者が空港で入国拒否をされたという事例は報告されていません。それではまた状況がアップデートされ次第、お知らせいたします!
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
海外に渡航する場合は、渡航先、経由先の国がビザ発給や入国の制限をしていないか必ずご確認ください。状況、環境は日々変化しますので予告なしに入国制限などが実施されることも予想されます。最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。