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2020年3月13日の午後、トランプ大統領が国家非常事態宣言を行い、それに伴いサンフランシスコではさまざまな変化がありました。
今回のコラムは、そのあと大きく変わってしまったサンフランシスコの様子をお伝えします。
サンフランシスコの公立学校は2020年3月16日からクローズ
まず、3月11日にWHOがパンデミック宣言を行うに従い、サンフランシスコの公立学校は3月16日から3週間の間学校をクローズすることを発表しました。
そしてトランプ大統領が国家非常事態宣言を行ったのが3月13日です。
トレジョは史上最大の品薄状態に!
3月13日のトランプ大統領の演説後、いつものように食材を買いに地元スーパーとなるトレジョに行ってみると、今までになかったほどの品薄状態に!
先週ほぼ食材のストックが戻っていたにもかかわらず、国家規模の非常事態宣言で長期保存食関係はほぼなくなっており、軽いパニック状態となっているのが見てとれました。
サンフランシスコは3月17日からロックダウンに
金曜のトランプの演説後、日曜にはカリフォルニアの知事が州全域のバーやワイナリーの営業を停止するとの通達を出しました。それと同時にブルーボトルやサイトグラスコーヒーなどをはじめ、多くの店舗が営業の自粛や時間短縮を発表。今まで景気がよく、華やいだ雰囲気だった市内が一変する事態になった日です。
続いて翌日の月曜(3月16日)は、トランプ大統領が10人以上の集まりを自粛するよう呼びかけ、同時にサンフランシスコ市長が火曜(3月17日)からロックダウン政策を行うことを発表しました。
ロックダウンは基本的に必要以外の用事で外出を禁止するというもの。自宅にいることで人との繋がりを断ち、感染を防ぐ目的です。もちろん外出は可能ですが、人との距離を6フィート空けて行動することが基本となります。
同時にレストランやカフェは、店内での飲食ができなくなり、持ち帰りのみのサービスとなりました。スーパーは開いていますが、営業時間が短くなり、中に入る人数を制限するために外で並んで待つ状態です。ロックダウン2日目に、トレジョに買い物に行きましたが、開店時間と同時に到着するもすでに長い列があり、30分待って中に入れるような状態でした。
店内にストックは十分にあり、トイレットペーパーやティッシュなど以外は普通に買えますが、どの商品も買えるのはふたつまで、という新しい規制が設けられています。
また前ほど品数は豊富でなく、生活必需品をおもにストックして販売している様子です。例えば、ウマミシーズニングやふりかけなどの姿はありませんでした。
最後に
2月の終わりにお伝えした時点では、なんの変わりもなく通常の雰囲気だったサンフランシスコですが、ここ1週間で状況は大きく変わってしまいました。このロックダウンは最低3週間続きます。来週も引き続き、ロックダウンした町の様子をレポートします。