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1週間前(3/15)の午後は、東京大学で教鞭をとっている同僚が職場復帰するというので10人ほど集まり帰国の送別会だった。翌日から状況が一変し昔々の事のようだ、この1週間で、世の中は劇的に変わった。
少なくともサンフランシスコ・ベイエリアはかつて誰も経験した事のない経験をしています。
ケーブルカー・パウエル線路上で楽しそうに記念写真を取り合う女子二人…
一応周囲を気にしてるようだけど、ケーブルかーが代替え輸送のバスだと思えば、
「まぁいいか大丈夫だよね」みたいに誰もが思いますねぇ。
見たくなかった光景が、ビーフィター(Beefeater)のコスチュームのドアマンで有名な老舗ホテル『サー・フランシス・ディレーク(Sir Francis Drake Hotel)』のベニヤ板。
まさかの光景に涙がポロッときた。来るべき時が来たユニオンスクエアの終焉をみた気がした。
"外商(たいらに言えばお得意様サービス)"というスタイルをいち早く取り入れ、ホリデーシーズンには、エントタンスのクリスマツリーを楽しみにしている市民も多い『ニーマン・マーカス(Neiman Marcus )』もエントランスにフェンスが置かれてたのも寂しい。
天下のルイ・ビトンも分厚い板張りに閉ざされ、日に日に繁華街がゴーストタウン化していってる。
人がいすぎて渋滞が酷くて叫びたくなる繁華街なのがしみじみ懐かしく思う。
混雑にイライラしても人がいっぱいいた方がやっぱり繁華街ユニオンスクエアだわ。
こんなになってしまったユニオンスクエア。誰が想像しただろうか?
出口のないトンネルはないと言うが、こうして買い物ついでに写真撮っていられるのもできなくなるのかも?
本当に出口があるのだろうかと、"ベニヤ板張りのゴーストタウン・ユニオンスクエア"をただ茫然と立ちんぼでしたよ(涙)
こんなゴーストタウンを超えて醤油を買いにトレーダージョーズに向かった。
ゴーストタウン化したユニオンスクエアの近く。マーケット通りと4番通り(4TH ST)に『トレーダージョーズ(TJ's トレジョ)』があり、普段は周辺に勤めているテッキーや観光客の方が利用する店舗なんですが、その両方がいない今。近所のトレジョが売り切れてしまった"日本製の醤油"を求めてきて見たら、びっくり列がないでなありませ〜〜んか。
エスカレーター降りて、ハンドサニタイザーと買い物カゴ用のサニタイザー用ワイプ(wipe/拭くための布)をもらって、店内へ醤油を探しはじめて、醤油どころかトイレットペーパーとハンドサニタイザー以外は、ほとんどあった!まるで砂漠の中のオアシスのようなもうパラダイス…しかしパニック買いは禁物。必要なものだけ買った。
近所のトレジョでは売り切れで、4THのトレジョにあったもので買った物。
コロナパニックショッピング以来ようやく見つけたオリーブオイル("噂"でコロナウィルス撃退効果ありなんだって)、ツーバックワイン(昨年再登場のトレジョの$1.99ワインのワイン:2Bucks2ドルのワイン、コスパ最高なトレジョの看板商品)そして、手作りサニタイザー用で人気のティーツリーオイル(Tea Tree Oil)総重量3キロ バックパックに入れて徒歩で帰宅、欲しかった物が手に入ったしウエイトトレーニングエクササイズにもなりました。
サンフランシスコにいらした方なら一度は散策したユニオンスクエアの今の信じられない状況とゴーストタウン化した繁華街にあるオアシスみたいなグロッサリーストア…
住んでる者にとってはちょっと複雑な心境になる日曜日の夕方でした。