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トレーニングがてらチャイナタウンまで歩いてみました。
公園や広場じゃなくて、一般道路にも『Stay 6 Feet Apart(180cmの距離をおきましょう)』の表示があるなんていかに密集してるか分かりますね。
まだ、朝が早くお店も開いていないので人もいませんから、歩きやすいですよ。
カーニーストリート、ワシントンストリート、クレイストリート、ウォルターラムプレースに囲まれた一ブロックの広場『ポーツマススクエア (Portsmouth Square)』は、チャイナタウンに住む人達の憩いの広場だ。残念ながら今は自宅にいなければならない"Saty At Home/Shelter-In-Place"中なので昼でもひっそりしてるが、この時間は尚更で、
普段はここいっぱいに参加者がいるけど、今は単独で太極拳中。
お家があるのか無いのか?微妙な人達がいるくらいです。お手洗いの水道で顔洗ってる人もいました。
普段は、中国語しか聞こえてこないこの『ポーツマス広場』かつてはポーツマスプラザと呼んでたところですが、実は、ここ1848年4月3日にカリフォルニア州で最初の公立学校ができた場所だったんですね。
カリフォルニア州の歴史的な場所として登録されています。まだその頃は、チャイナタウンどころか中国人(アジア系)なんていなかった頃の話です。その隣のブロックにサンフランシスコのシティカレッジがあるのも何かの縁でしょうか?
そして、おそらく学校ができる礎となったのが、ここはサンフランシスコで最初に星条旗が掲げられた場所である事。
1847年、アメリカの軍艦ポーツマス号(USS Portsmouth)のモンゴメリー指揮官がここに勝利の印としてアメリカ国旗を掲げたんです。かの"メキシコ戦争(Mexican War/米墨戦争)"1846〜1848年に起きたアメリカとメキシコの間の領土争いだったんですが、この戦争でカリフォルニアは、アメリカになり領土を勝ち取ったと言う意味の旗だったんです。ポーツマスプラザと呼ばれるようになったわけです。当初、獲得したはいいけど、草も生えないような砂漠「どーするんだ?この土地」みたいな言われ方だったんですが、この戦争が終わりかけた頃、現在の州都サクラメント近くのアメリカ川では世紀の大発見があったのは有名な話で、アメリカはどーしようもないカリフォルニアを占領する事によって国土は太平洋まで広がり、すごい物を獲得できていたんです。まさに"一攫千金の値な土地"を手に入れたんですね。
中国人の人達の憩いの場となったのはそれからもうしばらく後の話なんです。
他にも世界初のケーブルによる路面電車の西側のターミナルだったと記されたプラークがあったり、1989年の天安門事件の抗議行動の証としての女神像があったりと歩いてみるとても興味深い広場です。