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新型コロナウイルス感染症の拡大とともに、韓国でもマスクの購入が難しくなり、韓国では2020年3月9日からマスク需給安定化対策により、生まれ年の末尾の数字によって決められた曜日に、マスクが1週間で2枚購入できる「マスク5部制」が実施されています。
西暦で生まれ年の末尾の数字が1と6(例:1991年、1996年)の人は月曜日、末尾の数字が2と7の人は火曜日、末尾の数字が3と8の人は水曜日、末尾の数字が4と9の場合は木曜日、末尾の数字が5と0の人は金曜日で、土日(販売する場所によっては、日曜は休み)は平日仕事などで購入できなかった人が購入できることになっています。
薬局の前に貼られたマスク5部制に関する情報
薬局などで販売はされていますが、実際に並んでみると……
住宅地ということもあり、けっこう人が並んでいるとの前情報は確かで、販売時間の20分前に到着したにもかかわらず、すでに100人近い人が並んでいます。
さらに後ろの列にはどんどんと人が並び始めてかなり列をつくっていましたが、薬局ごとに販売可能な枚数が決まっているため、その日は運よく私のうしろの人までが購入することができました。
マスクは、1枚1500ウォンです。
薬局に並ぶ列の様子。
こちらは、すぐ近くにある薬局に並ぶ列の様子。
購入する際には、購入者が直接身分証明書を持参する必要があり、外国人の場合は外国人登録証と健康保険証が必要です。
列に並んで購入する人の中には、代理で謄本などを持参して購入しに来ている人もいました。80歳以上および10歳以下(未成年は親と同伴であれば購入可能)、妊婦、障碍者などは代理購入が可能ですが、
そのほかは本人が直接来ないと購入できないため、購入できずに帰る人も多いそうです。
周囲のいろいろな薬局を見てまわると薬局ごとに販売する時間帯が違い、朝9時というところが多いようですが午後から販売するところもあります。
なかには頻繁にマスクのことを尋ねられるためか、「今日のマスクの販売は終了。マスクについて聞かないでください」などと書かれたところもあり、またどこの薬局にも「マスク着用」の張り紙があるのが印象的です。
売る人も買う人も、たいへんです。
ちなみに、現在韓国ではマスクと手指消毒液の海外への輸出が原則的に禁止されています。
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
海外に渡航する場合は、渡航先、経由先の国がビザ発給や入国の制限をしていないか必ずご確認ください。状況、環境は日々変化しますので予告なしに入国制限などが実施されることも予想されます。最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。