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3月23日に始まり2ヵ月以上続いたイギリスでの外出自粛、いわゆるロックダウン。最近では新しい感染者が減少してきたことと、またビジネスなど各方面からの要望が増してきたこともあり、6月1日より徐々に規制緩和が始まりました。
内容は連合王国を形成する4国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)によって多少違うのですが、当記事ではロンドンを擁するイングランドに絞ります。
6月1日から規制緩和された内容のうち、おもだった点は以下のとおり。
*同居していない人同士であっても、屋外にて6名までならば集うことが可能。ただし2mのソーシャルディスタンスは順守する。
*上記のルールを守れば、屋外にてサッカー、クリケット、テニスなどのスポーツをしてもよい。
*観客を入場させなければプロスポーツ競技を開催してもよい(実際6月1日にはニューキャッスル競馬場にて競馬が開催されました)。
*小学校は学齢がレセプション、イヤー1、イヤー6ならば再開可。
*屋外マーケットや車のショールームなどは再開可。
以上のような変更を受け、すでにカムデン・マーケットなどロンドンの主要屋外マーケットも再開が始まりました。もちろん引き続きソーシャルディスタンス順守、お店側でもさまざまな工夫が必要です。
また屋外公園としても人気の高いキュー王立植物園、通称キューガーデンも6月1日より再開。人数制限のため事前ウェブ予約者のみ入園となります。
しかしながら規制緩和によって感染状況が逆戻りしたら、方策Uターンもあり得ること。これからも感染予防のための諸注意を各人が怠らないようにすることが、ますます肝要になってきたイギリスです。