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ブルガリア最大級のイベントといえば毎年5月中旬から6月初旬にかけて行われるバラ祭り。
けれど残念ながら今年は新型コロナウイルスの影響でバラ祭りは中止に・・・。
ただしバラ祭りは中止ですが、この時期バラの谷と呼ばれるカザンラク・カルロボでは、バラが咲き誇っています。
そこでカザンラクまで日帰りで行ってみることにしました!
(※現在ブルガリアでは国内(都市間)の移動は自由になっています。)
ちなみに去年のバラ祭りの様子は過去の記事まとめてあるので、例年のバラ祭りの様子が気になる方はこちらをご覧ください。
ソフィアから車で約3時間の場所に位置するカザンラク。
カザンラク中心地から30分程度離れた場所にはたくさんのダマスクローズの畑が広がっています。
写真では分かりにくくて恐縮ですが、この緑の部分がローズです。
ダマスクローズは手のひらサイズの小さなバラで、この時期は朝のうちに収穫されてしまうので車の窓から眺めて満開のローズが見られる!!・・・という感じではありません。
けれど雄大な自然の中にあるバラ畑、ちらほらと見える薄ピンクの花は可愛らしくて絵になる風景でした。
バラ祭り開催中にはバラ祭りと提携しているバラ畑でバラ詰みの体験もできます。
手でバラを摘む経験はなかなかできませんし、ローズオイルの原料となるダマスクローズの香りは他のバラと少し違うのでお越しの際にはぜひバラ摘み体験をしてみてください♪
さらに車を走らせて、カザンラク市内へ到着。
去年は車を止めるスペースさえなかなか見つけられませんでしたが、駐車場にスムーズに止めることができました。
民家、お店、博物館、車の中央分離帯にいたるまで、街のさまざまな所にバラが咲いています。
去年バラ祭りのメインステージがあった広場にも行ってみましたが、ステージがないとがらんとしていました。
観光客もおらず、出店もなく、何だか少し寂しい気分になりました。
バラ祭りはブルガリア最大級のお祭り。
観光資源が少ない(実は本当はあるけれど、アピール不足であまり認知されていない)ブルガリアにとって、この時期に観光客を受け入れられないのはかなりの痛手でしょう・・・。
来年は状況が落ち着いて、無事に例年通りのバラ祭りが開催できればいいなと思います。